ヒマワリはキク科の花です。原産地は北アメリカの西部だそうです。 太陽の動きを追いかけるように花が向きを変えるので、ヒマワリ(向日葵)という名前なのですが、実際には、花が太陽の動きを追いかけているわけではありません。 ヒマワリの茎の部分には、太陽から光を受けて、植物生長ホルモンであるオーキシンという物質が作られます。オーキシンは日の当たらない方へ集まる性質があります。そのため、日陰の部分の方が日なたの部分よりも生長することになります。 太陽が移動するとオーキシンは日の当たらない方へ移動しますから、常に日陰の部分が生長します。日陰の部分が生長するということは、茎が太陽の方に曲がるということです。日の当たる部分と日の当たらない部分で茎の生長速度が違うので、太陽の方へ向きを変えているように見えるのです。 ところが、ある程度、生長するとオーキシンは作られなくなります。大きな花が咲く頃には、ヒマワリは太陽を追いかけるような動きをしなくなります。