愛知の鉄鋼スラグのリサイクル製品問題。
会社は否定するけど、新聞をどう読んでも、会社言い分に理屈が通らない。
こういう場合の成り行きの予想は難しくない。
ところで、スラグの問題、瀬戸内など西日本で既に大きな問題になっていると吉川さんがまとめている。
▲鉄鋼スラグが逆有償で取引
▲鉄鋼スラグ問題 瀬戸内の報道(その1)
愛知県のスラグの問題の愛知県版の新聞記事もいろいろと出ている。
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● 工場外で加工、申請なし 愛知の鉄鋼スラグ問題 中日 2007年8月24日 朝刊
◆蟹江の処理会社、県が事情聴取へ
愛知県弥富市などで野積み保管された鉄鋼スラグの溶出水から、環境基準を超す鉛やホウ素などが検出されたとする問題で、鉄鋼スラグを製造する同県蟹江町の産業廃棄物中間処理会社「共同建設」(露崎勇社長)が、完成前の鉄鋼スラグを同県への申請にはない自社工場外の複数の敷地に置き、製造過程の一部を行っていたことが二十三日、分かった。
共同建設が加工販売する路盤材用の鉄鋼スラグを建設用リサイクル材「あいくる材」として認定している愛知県は「製造過程はすべて工場の敷地内で行うことになっている」として事態を重視。二十四日に同社から事情を聴く。
鉄鋼スラグは製鉄の際に出る副産物。共同建設は鉄鋼スラグを製鉄会社などから有料で引き受け、路盤材や土壌の埋め戻し材に加工し、販売している。
JIS規格によると、路盤材用の鉄鋼スラグは、破砕などの処理をした後、膨張を防ぐため六カ月以上、空気や雨などにさらす「エージング」が必要。同県によると、二〇〇三年に同社が鉄鋼スラグを県の「あいくる材」として申請し、認定を受けた際は、エージングを含め、すべての製造工程を工場の敷地内で行うとしていた。
しかし同社によると、数年前から同社は破砕後の未完成の鉄鋼スラグを弥富市や津島市、飛島村などの工場外の敷地に置き、エージングを実施。六カ月がたったものを現地から出荷していた。
同県建設企画課は「工場内でつくるという申請で、工場を現地視察した上で、県のあいくる材に認定した。工場外でエージングを行っているとすれば問題だ」とする。
共同建設の松原正幸総務課長は「県への申請書が手元になく、正確には分からないが、申請と現状が不一致ならば県と相談した上で、変更届を出す」と話した。
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