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 小沢騒動の続編。

 11月5日の読売新聞は、「首相は連立協議を首相と小沢氏のどちらが持ちかけたかについて、「あうんの呼吸という感じだ」と述べるにとどめた。」とした。

 5日の毎日新聞は、「もう一つ、中傷報道に抗議する。党首会談に関する新聞、テレビ報道は、報道機関としての報道、論評、批判の域を大きく逸脱しており、強い憤りをもって抗議したい。
 私の方から党首会談を呼びかけたとか、私が連立を持ちかけたとか、果ては今回の連立構想について「小沢首謀説」なるものまでが公然と報道されています。いずれも全く事実無根です。
朝日新聞、日経新聞等を除きほとんどの報道機関が政府・自民党の報道を垂れ流し、世論操作の一翼を担っているとしか考えられません」とする。

 小沢から好意を持たれた、その朝日新聞は、各界の意見を載せ
 「おごり? 未熟さ? 小沢氏辞意表明 識者はこう思う」を記事にしている。
 同時に、 小沢会見の全文
 も掲載している。

 夕刊になって、辞任の動向が少し揺たのか揺れていないのか・・・
 7日の党首討論は中止。やっぱり、安倍辞任の時と同じパターン。

 なお、 小沢騒動の前編はこちら

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(朝刊から)
●だれが連立持ちかけ…「あうんの呼吸」と首相  11月5日 読売
 福田首相は5日昼、民主党の小沢代表との党首会談に関し、小沢氏が記者会見で、「首相は『連立ができるなら新テロ対策特別措置法案成立にあえてこだわらない』と述べた」と説明したことについて、「私どもは今の新法案を何とか可決していただき、インド洋での給油活動をぜひやりたいと一貫して考えている」と語り、否定した。
 また、小沢氏が、「『国際協力に関する自衛隊の海外派遣は、国連の安全保障理事会か総会の決議によって設立された、もしくは認められた活動に限る』と首相が確約した」と述べたことについて、「いろいろな話をした。その中にそういう話もあった」とし、約束があったことは認めた。ただ、「国連決議が出たら、何でもかんでもやるといったことになるのかどうか。その辺はよく詰めなくてはならない」と述べ、小沢氏の主張するように国連決議があれば武力行使も可能とする考え方には慎重な姿勢を示した。
 首相は、自民、民主両党による連立政権構想について、「今までの話は一応終わったのではないか。今後何が始まるかはまだ分からない」と述べ、事実上白紙となったとの認識を明らかにした。
 首相は連立協議を首相と小沢氏のどちらが持ちかけたかについて、「あうんの呼吸という感じだ」と述べるにとどめた。首相官邸で記者団に語った。
 これに関連して、町村官房長官は5日午前の記者会見で、「この国会で最大の焦点である新テロ特措法を成立させる意思がなければ、党首会談をこのタイミングでやる意味がない。『法案の成立にこだわらない』と小沢氏が理解されたのは理解に苦しむ」と述べ、明確に否定した。(2007年11月5日14時1分 読売新聞)

● 小沢代表辞意:安保政策転換、政策協議開始に値する  11月5日 毎日
 (民主党の小沢一郎代表の会見要旨)に続いての記事。

 ◇一議員となっても、次の総選挙は全力投球
 --今後の政治活動。議員を続けるかどうか、離党の可能性は。
 小沢氏 離党するなどということは今言っていないし、今後の政治活動についてはこれからゆっくり考えます。

 --大連立にどんなイメージを抱いていたか。
 小沢氏 連立というのは、皆さんご承知の連立でほかに二つも三つも解釈はないでしょ。通常通りイメージしています。

 --辞意を決意した時点は? この時点で代表を辞すのは、衆院選に向けてマイナスになるが。
 小沢氏 辞職願を出そうと考えたのは昨日。今朝、幹事長に届けさせた。私は一議員となっても、次の総選挙については全力で投球する決意は変わりません。ただ、この党首会談を巡って、このような報道が、私の不徳の致すところで繰り返されることは、党にとって決してプラスでない。また、党内的にも、やはりわが党はまだ若いですから、これを機会にみんなで考え議論して、本当に国民の期待に応えられる力強い、本当の意味での民主主義、民主党になっていただきたいというのが私の願望で、そのきっかけになればいいと思いました。

 --これまで批判を続けてきた自民、公明と手を組むのは、国民の理解を得られると思ったか。
 小沢氏 生活第一と我々が国民に約束したその政策が、協議によって現実のものになるなら、大変いいことと思います。国民にとって必要な政策を実行するための政治でしょ。それが実行されないでいたんでは、政治の意味がない。参院で過半数に近い議席を与えられたことによって、形はどうあれ、国民にとって必要な大事な政策が実行されるならば、大変結構なことだと私は思います。

 --民主党は何が力量不足か。衆院選前の辞任は、参院選で投票した有権者への裏切りでは。
 小沢氏 政権担当能力が本当にあんのかとか、あらゆる面でまだ今一歩という感じ。また、私に関しては、国民の皆さんに、こういうことになったことを申し訳なく思っていますが、事実無根の中傷報道がなされていたんでは、私がいることが党にマイナスになると判断した結果です。

 --役員会での反対は予想していなかったのか。説得できるとしていたならば、見込み違いは。
 小沢氏 見込み違いだとか、思惑を持っていたわけではない。国連の活動以外は、自衛隊、軍隊を海外に派遣しないというのは、今までの政府の憲法解釈の大転換だ。私がずっと主張してきたことだ。安易な軍隊の海外派遣はどのような結果を国民にもたらすか。歴史をひもとけばわかる。二度と過ちは繰り返さないためにも、国連を中心にみんなと平和を守っていく。そのために日本は最大限の努力、貢献をしなくてはいけないと言い続けてきた。国民生活の安定と安全のために大事だと思い、私個人としては大転換を福田総理が認めた一事をもっても政策協議に入ることはいいんじゃないかと思った。毎日新聞 2007年11月4日 20時16分 

● 小沢代表辞意:会見で「中傷報道」とメディア批判も  11月5日 毎日
 「けじめをつける」「中傷報道で党のイメージダウンとなる」。自民党との「大連立」構想、そしてそれが失敗に終わると、突然、代表を退くという小沢一郎・民主党代表の手法に、世間は2度驚かされた。辞意会見では民主党に対し「力量不足」と不満を漏らし、「中傷」と報道に矛先を向けた。トップに翻弄(ほんろう)される民主党の地方組織からは怒りや戸惑いの声が上がっている。【日下部聡、杉本修作、吉井理記】 

 予定より30分遅れの午後4時半、東京・永田町の民主党本部の記者会見場に入ってきた小沢代表は、笑顔で「(報道陣が)ずいぶんいるなあ」とつぶやきながらマイクの前に立った。余裕すら感じられる表情だった。
 用意した文書を読み上げる形で大連立構想について「私が選んだ役員に否定されたことは不信任を受けたに等しい」と辞任の理由を説明。さらに、「『本当に政権担当能力があるのか』という疑問が提起され続け、次期総選挙での勝利は厳しい情勢にある」と、思いのままにならない党に対する不満も強調した。
 表情が一層険しく変わったのは、会見が始まって約7分後だった。
 「もう一つ!」--小沢氏は声を張り上げ、「中傷報道に厳重に抗議する」と続けた。

 党首会談や連立構想を小沢氏側から持ちかけたとの情報が報道されたことについて、「私を政治的に抹殺し……」「民主主義の危機」など、激しい言葉を連ねた。
 「有権者への裏切り行為ではないか」との質問には、「国民の皆さんには申し訳ない」と反省を見せたと思うと、「事実無根の中傷報道がなされていたので、私がいることが党のためにマイナスになると判断した結果でございます」。
 いつしか、辞任の理由が、混乱を招いた責任から、メディア報道へと移っていた。さらに、「政権担当能力が本当にあるのか」「あらゆる面で今一歩」と、不満を繰り返した。
 まだ四、五人の記者が手を挙げているにもかかわらず、記者会見は約20分で打ち切られた。

 民主党本部は混乱に包まれた。会見後、鳩山由紀夫幹事長は「民主党がここまで来たのは小沢代表のおかげ。何とか思いとどまっていただきたい」と硬い表情で語り、党本部に入った羽田孜元首相は報道陣の問いかけに答えず、役員室にこもった。赤松広隆選対委員長は沈んだ声で「残念ですね」と一言残し、党本部を後にした。
 一方、小沢氏に近い石関貴史衆院議員は「(福田康夫首相との)協議内容を党に持ち帰ったのは代表として当然。党内の誤った非難が小沢代表を辞任に追い込んだ」と小沢氏を擁護した。毎日新聞 2007年11月4日

● おごり? 未熟さ? 小沢氏辞意表明 識者はこう思う  11月5日 朝日
 ■英雄が失敗する典型的パターン 〈政治評論家の森田実氏〉
 首相との事実上の約束を守れなかったのだから、責任をとるのは当然だ。ただ、会見を見ていて「小沢さんは分かってないなあ」と思った。国民が彼に不信を持つのは、「政権交代をする」と言い続けて参院選で支持を集めたのに、違う方法をとろうとしたから。これでは国民を欺くことになってしまう。そもそも首相と2人だけで会談したのはなぜか。「密室政治」「独断専行」と言われても仕方がない。
 もしも党代表を辞めないまま政権が交代していれば、間違った人物が権力を持ってしまうところだった。もっとちゃんとやってくれると期待していたが、参院選の成功がおごりに転じた。英雄が失敗する典型的なパターンだ。

 ■よく考えた上での動きとは思えず 〈橋爪大三郎・東工大教授・社会学〉
 今回の小沢代表の動きは不可解だった。小選挙区制・二大政党制なのだから、衆参院のねじれで膠着(こうちゃく)状態になれば、総選挙で野党が政権交代を目指すのが筋だ。普通、大連立は、第3党がキャスチングボートを握るのを嫌い第1党と第2党が組むものだが、今回の大連立はそうとは思えず、よく考えた上での動きとは思えない。
 民主党は政権担当能力を証明するために堂々と国会で論戦を続けていくべきだった。総選挙で負けたとしても、負けっぷりがよければその次にチャンスがあったはずだ。小沢代表の行動は、日本の政党政治はまだ未熟だという印象を国民に与えたのではないか。

 ■行動力や決断力、見せたかった? 〈佐藤綾子・日大芸術学部研究所教授・心理学・パフォーマンス学〉
 辞任会見でもなお、小沢氏は大きな声で語尾を強め、あえて挑戦的な言い方をした。参院で第1党になったことの自信や強気の表れだろう。福田首相との党首会談をめぐる混乱の責任をとって党代表を辞任するというのは、安倍前首相が辞めたときと違って大義名分が成り立つ。このままでは党内がまとまらないと判断し、自ら花道をつくって格好よく辞めてみせた。党内や国民に対し、自らに行動力や決断力があり、荒業ができるということを見せたかったのだろう。
 小沢氏は今後、党内にとどまって隠然と力を蓄え、選挙を戦える態勢を整えるのではないか。
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(夕刊から)
● 小沢代表辞意:7日の党首討論は中止  11月5日 毎日
 小沢一郎民主党代表の辞意表明を受け与野党は5日、自民、公明両党が国対委員長会談を開いたほか、自民、民主両党も国対委員長が電話で協議するなど国会の対応に追われた。小沢氏の進退を見極めた上で今後の日程を調整する。
 自民党の大島理森、民主党の山岡賢次両国対委員長は5日午前、電話で協議し、7日に予定していた福田康夫首相と小沢氏による国会での党首討論について、山岡氏が大島氏に「開催は無理だ」との見通しを伝えた。政治資金規正法の改正を巡る与野党協議は、予定通り5日午後に開くことで一致した。
 新テロ対策特別措置法案を審議する衆院テロ防止・イラク支援特別委員会は5日午前、海上自衛隊のインド洋での給油量の誤りに気づきながら報告を怠ったとして海上幕僚監部の寺岡正善・元防衛課長を参考人招致する予定だったが、寺岡氏が招致に応じず、午前中の委員会開催は見送られた。午後は有識者を招いての参考人質疑を予定通り行う。【小林多美子】毎日新聞 2007年11月5日 12時45分

● 小沢代表辞意:翻意困難との見方強まる…緊急役員会で協議  11月5日 毎日
民主党は5日午後1時過ぎから党本部で緊急役員会を開き、小沢一郎代表の辞意表明を受けた対応の協議を始めた。役員会では小沢氏慰留を確認するとみられるが、翻意は困難との見方が強まっている。鳩山由紀夫幹事長は同日午前、東京都内で記者団に対し、小沢氏の辞意は固いとの見方を示したうえで自民党との大連立構想を否定、自衛隊派遣に限定した協議は検討対象との認識を示した。後継代表選びは両院議員総会での選出を念頭に進める考えを表明した。

 小沢氏は4日、代表を辞める考えを示したが、鳩山氏らが慰留したため執行部に進退を委ねた形になっている。小沢氏は連立を前提とした政策協議を主張しており、党内では連立を容認しなければ小沢氏は留任しないとの見方が強い。小沢氏が欠席して開く役員会は同氏慰留を確認するものの、連立協議入りは困難との認識を再確認するとみられる。

 鳩山氏は「大連立を前提としたらすべてが狂う。党内でまとめていくことは不可能だ」と述べ、小沢氏の主張する「大連立」構想を否定。そのうえで「(小沢氏の)翻意は容易ではない」と指摘した。小沢氏が党の政権担当能力不足を連立の理由に挙げたことには「一党の党首が自分の党を未熟だ、選挙に勝てないと言われると、今まで努力した方々には大変つらい話になる」と不快感を示した。

 新テロ対策特別措置法案について党は5日の国対幹部の会合で反対する方針を再確認した。ただ、鳩山氏は「自衛隊の海外派遣問題に関しての(政府・与党との)協議は必要なので、これに限った形の政策協議について議員の皆さんがどう考えるかだ」と述べ、連立を前提としない自衛隊派遣問題に限定した協議は検討対象と認めた。小沢氏に近い議員にはこれを翻意の説得材料と期待する見方もある。
 党内には次期代表を巡る動きも出ている。5日午前、旧社会党系グループによる会合では菅直人代表代行が暫定的に職務を代行すべきだとの意見が大勢を占めた。鳩山氏は「暫定的というよりも、代表選挙になると思う。新しい代表ができるだけ速やかに選出されるような手段をとるべきだ」と述べ、小沢氏辞任が確定した場合、時間を置かず新代表を選出すべきだ、との考えを示した。党員投票によらない両院議員総会を念頭に置いた発言とみられる。後任には岡田克也副代表らの名が挙がっている。【大貫智子】

● 民主、小沢代表を慰留へ…緊急役員会で決定  11月5日 読売
 民主党は5日午後、党本部で緊急役員会を開き、4日の記者会見で辞意を表明した小沢代表を引き続き慰留する方針を決めた。(2007年11月5日15時34分 読売新聞)

● 小沢氏慰留で民主、政策協議に含み 連立なしが条件  11月5日 朝日 2007年11月05日13時10分
 民主党は5日午後1時から党本部で役員会を開き、小沢代表の辞職願への対応の協議に入った。鳩山由紀夫幹事長らは小沢氏に翻意を求めており、慰留方針について役員らの了承をとりつけたい意向だ。小沢氏が求める連立協議については「連立を前提とすべきではない」との意見が大勢で、鳩山氏らは連立と切り離し、自衛隊海外派遣などテーマ別政策協議に限り小沢氏の主張を受け入れる方針。小沢氏が辞意を撤回するとの観測も党内の一部に浮上している。

 小沢代表が欠席するなか、開かれた民主党の臨時役員会。右から鳩山由紀夫幹事長、菅直人代表代行、輿石東参院議員会長=5日午後1時5分、東京・永田町の同党本部で
 鳩山氏、菅直人代表代行、輿石東参院議員会長らは5日朝、電話で連絡をとりあい、(1)連立政権を前提とした政策協議は認められない(2)安全保障など個別テーマごとの政策協議は受け入れる――との慰留方針を確認した。
 鳩山氏は5日朝、都内で記者団に「自衛隊海外派遣に関して協議することは国益を考えた場合に必要だ」と小沢氏の主張に一定の理解を示した。一方で「大連立を前提にして党内をまとめることは不可能」と語った。別の党幹部も5日朝、「役員会で全会一致で慰留を確認したい」と強調した。小沢氏が軟化しつつあるとの情報もあり、山岡賢次国会対策委員長は5日午前、国対役員に「これまで通り代表は続投する方向だ」と伝えた。
 ただ、いったん会見で辞意を宣言した小沢氏が慰留に応じることは難しいとの見方は根強い。小沢氏に近い党幹部は5日朝、「一度決めたことは固い。辞めると思う」と語った。役員会メンバーの一人は「小沢代表は許せない。会見で選挙に勝てないと言った人間を大将にすることはあり得ない」と語り、慰留は困難との見通しを示した。
 小沢氏が慰留を固辞した場合の次期代表選びについては、鳩山氏は「政治を停滞させてはいけない。暫定的と言うよりも、新代表がすみやかに選出されるような手段をとるべきだ」と語り、ただちに代表選を実施することが望ましいとの考えを示した。一方、今国会会期中は代表ポストを空席とし、国会閉会後に代表選に踏み切るべきだとの案も浮上している。

● 小沢代表辞意:「慰留」で役員会一致 民主党  11月5日 毎日
 民主党は5日午後、党本部で役員会を開き、辞意を表明した小沢一郎代表を慰留することで一致した。小沢氏の主張する自民党との大連立は慰留の前提としないが、安全保障など個別テーマごとの政策協議は受け入れることも確認した。



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 3日の朝刊各紙一面トップやテレビの報道をにぎわしたのは、国民の意思や期待を無視した連立の話。 
 小沢が「民主をまとめてくる」と答えたともされる。

 ふざけていると思う人は多いだろう。

 国民が民主に託そうとしたのは政権交代であって、自民との連立政権ではない。

 もし、民主がそう動いたら、「裏切られた!」と民主批判をしようと思っていた。そういう人は少なくないだろう。
 結論としては、話は頓挫。
       ・・・・しかし、「凍結」かも知れない。

 報道は、「自民、民主両党の連立協議入りが両党首の積極姿勢が覆される形で失敗したことは、福田康夫首相、民主党の小沢一郎代表の双方にとって打撃だ」 という。

 当たり前さ。
 そんなことしていると、次の選挙までに国民の気持ちは離反していくのは明らか。
 ともかく、民主と自民とが双方マイナスなら自民が有利のまま。

 その後、連立は小沢から持ちかけたと複数の報道がされている。
 ・・・と思っていたら、小沢の民主代表の辞任劇。
    阿倍 程度だった??!!

 この続きは⇒ ◆小沢会見でマスコミ批判「朝日・日経以外は・・」。7日の党首討論は中止
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● 首相が連立打診、民主拒絶 協議も「反対」  朝日 2007年11月02日
 福田首相は2日、民主党の小沢代表と会談し、自民、公明両党と民主党による連立政権樹立に向けた政策協議を始めることを提案した。さらに、小沢氏のかねての主張でもある、そのつど特別措置法を定めなくても自衛隊の海外派遣を可能にする恒久法(一般法)の検討を条件に、インド洋での海上自衛隊の給油活動を再開するための補給支援特措法案への賛成を求めた。しかし、小沢氏は会談後、党役員会に諮ったうえで「(連立協議は)受諾できない」と、首相に正式に回答。首相が「逆転国会」のもとで政策を実現する新体制を模索したトップ会談は決裂した。これを受け、政府・与党は今国会の会期を3~4週間延長したうえで、特措法案の今国会成立を目指す。民主党など野党が多数を占める参院で可決される見通しはなく、衆院で3分の2以上の賛成で再議決するかどうかが焦点となる。


 会談後、記者の質問に答える福田首相(右)
     =2日午後8時46分、首相官邸で=

 民主党本部の役員会に出席した小沢代表
     =2日午後8時38分、東京・永田町で

 10月30日に続く2度目の会談は、国会内で2回にわたり約2時間、ほとんど2人きりで行われた。
 福田首相は会談後、首相官邸で記者団に対し、「今の政治状況を打開しなければいけない。国民生活のこともある。国の政治がとまっていていいのか。政策を実現するための体制を作る必要があるという考え方で、いろいろな提案をした」と述べ、民主党との「大連立」に向けた政策協議を打診したことを認めた。
 一方、首相の提案を持ち帰った小沢氏は2日夜、党役員会を開いて対応を協議。「政権交代が目的だ」「国民や支持者の理解が得られない」など反対論が相次ぎ、最終的に全員一致で提案を拒否する方針を確認した。この後、小沢氏が首相に電話し、「連立はのめない。誠意ある対応を頂いたが、結果として(連立は)できません」と正式に伝えた。

 自民党は98年の参院選で惨敗し、今回と同じように参院で与野党が逆転した時、小沢氏が党首を務めていた自由党(当時)と連立を組み、その後、さらに公明党を加えた3党連立政権をつくることで政権運営を安定化させたことがある。
 ただ、小選挙区比例代表制のもとで政権交代を競う2大政党が大連立を組んでも、小選挙区で候補者を調整して一本化しない限り選挙で戦うことになり、協力関係を維持するのは難しい。また、候補者調整には両党内で強い反発が出るため、難航は必至。このため、自民党内にも実現性を疑問視する声が多かった。
 大連立を組めば、衆参両院で9割を超す議席を占める巨大与党の誕生にもなることから、民主党の鳩山由紀夫幹事長は2日夜、「大連立は大政翼賛会的な話で、国民の批判を受ける」と述べ、あくまで総選挙を通じて政権交代を目指す考えを強調した。

 一方、民主党の連立拒否について、町村官房長官は記者団に対し、「ずいぶん早く拒否を決めた。首相が真剣に国を思い、提案したのに、こんなに早くノーという答えが出るとは意外だし、残念だ」と語った。

● 大連立協議:対決主導型に回帰 早期の衆院解散・総選挙も  毎日 11月3日
 自民、民主両党の連立協議入りが両党首の積極姿勢が覆される形で失敗したことは、福田康夫首相、民主党の小沢一郎代表の双方にとって打撃だ。「頂上作戦」で衆参ねじれ国会の打開を目指す首相の戦略は挫折、小沢氏も自らの党内掌握力の限界を示した。党首会談を通じてできた国会の対話ムードは10日の臨時国会会期末を前に、対決主導型に回帰。事態によっては早期の衆院解散・総選挙含みの先行きが一層読みにくい展開となる。

 小沢氏との直接対話を通じ国会乗り切りを図る首相の戦略は、先月30日の初会談の際は奏功。一部法案で両党が修正協議に入るめどが立つなど、対決色は一時的に緩和した。しかし、一気に連立協議に進もうとして逆にしくじった痛手は大きい。民主党との対話ルールが見えないまま会期末を迎える展開に、自民党内には会期を相当程度延長し、焦点の新テロ対策特措法案について、参院の否決後、衆院での3分の2以上の賛成で再議決し成立させる議論も再浮上している。
 参院選大勝で盤石の体制を固めた小沢氏も、党内から「ノー」を突きつけられる形で連立協議を断念したことが党内基盤に与える影響は無視できない。今後は、逆に福田政権との対決色強調を迫られそうだ。

 しかし、今回の経過を通じて首相が公明党に与えた不信感は極めて大きい。参院否決後の再議決には公明党の同調がカギを握るだけに、単純に強硬路線を取れるほどハードルは低くない。

 一方、自民、民主両党の対決色が強まることで、衆院解散・総選挙の時期が早まるとの見方もある。これまでは首相と小沢氏の「話し合い」による来年度予算通過後の来春解散が有力視されたが、衆院で再議決した場合に野党が首相問責決議案を参院に提出する場合など、「不測の事態が起きやすくなった」(民主党幹部)。ただ、民主党は衆院選による政権交代を掲げ続けただけに、今回の小沢氏の言動が有権者に与えたマイナスイメージは少なくない。どこまで早期の衆院選を本気に求めるか、いぶかる見方もある。

 今回の混乱劇を生んだ底流には、自民、民主双方とも「ねじれ国会」に対応しきれていない現実がある。政治の迷走は続きそうだ。【人羅格】
毎日新聞 2007年11月3日 0時16分 

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 反応は敏感だ

● 首相真意、身内も? 急過ぎ・密室… 連立打診  朝日 11月3日
 「密室での相談は、政治不信につながる」「あまりに急な話」。福田首相が小沢代表に民主との「大連立」を持ちかけた2日、自民党の国会議員や地元関係者の間には戸惑いが広がった。
 「国民にとっては何がなんだかもっとわからない話だろう。政治不信につながりかねない」。ニュースが駆けめぐった2日夜、自民党の亀井善太郎衆院議員(神奈川16区)は、こう言って続けた。「政治は結果も大事だが、過程も大事。まず連立では、違うのではないか。国民も納得できないだろう」と話した。

 山内康一衆院議員(神奈川9区)も批判的だ。「年金など一部に限った連立ならわかるが、大連立なら理念なき野合だ。国民無視も極まった印象だ」と述べた。
 福田首相の思惑を読み切れない地方の自民関係者は少なくない。
 今夏の参院選で39年ぶりに公認候補が敗れた富山県。県連幹事長の鹿熊正一県議は報道陣の取材を受けるまでニュースを知らなかった。「あまりに急な話。そんなのありか……」と絶句した。
 茨城県選出のある衆院議員は、「1人しか当選できない小選挙区制度のもとで、どういう形がありうるのか。具体的なイメージがわかない」。福島県連の佐藤憲保・政調会長は「開いた口がふさがらない。国民の批判は持ちかけた自民の側に集まる。小沢は逆手にとってくるだろう。非常に厳しい状況だ」と話した。

 一方、福田首相の考えを受け入れる見方もある。青森県連の山内和夫幹事長は連立協議打診の報に、「いいんじゃない? 民主も自民も、もとは同じような人が集まっているわけだし。日本の繁栄と平和を守っていくという点では同じだ」との考えを示し、選挙制度については「中選挙区制に戻し、自民と民主の2人が当選できるようにすればいいんじゃないか」と語った。
 今後はどう展開するのか。打診を受け入れなかった民主サイドもはかりかねている。小宮山洋子衆院議員(比例・東京ブロック)の秘書は「色々なうわさは出回っていたが、当面、これまで通り選挙に向けた準備を進めていくしかないでしょうね」と話した。

● 民主「大連立」に衝撃、小沢氏に批判「なぜ持ち帰った」  読売 11月3日
 2日に行われた福田首相(自民党総裁)と民主党の小沢代表との党首会談で、首相から連立政権樹立の打診があったことで、民主党に大きな衝撃が走った。

 同党は同日夜、緊急の役員会などを開き、打診を断ることを決めたが、党内では、小沢氏の対応に不満が募っている。
 民主党は7月の参院選で参院第1党となり、次期衆院選で政権交代につなげようと、臨時国会では政府・与党と対決する路線をとってきた。小沢氏自身も1日の記者会見では「(大連立は)今は考えていない。何としても今度の衆院選で過半数を取ることが当面の最大の目標だ」と大連立構想を強く否定した。
 それだけに、民主党内には小沢氏が大連立構想の打診を党首会談で拒否しなかったことについて「参院選で民意を得て、その公約を実現しようとしている最中に自民党との連立政権を組めば『野合だ』との世論の批判を受け、衆院選にマイナスとなる。小沢氏はなぜ、こんな話を党内に持ち帰ったのか」と指摘する声が出ている。
 枝野幸男・元政調会長は2日夜、記者団に「(大連立は)あり得ない。大政翼賛会になってしまう」と述べた。

 小沢氏は党首会談で、自衛隊の海外派遣を可能にするための恒久法制定の実現を求めた。その際、国連決議があれば、武力行使を容認するよう憲法解釈を変更するよう迫ったと見られる。これは、小沢氏の持論だが、自衛隊の海外派遣に慎重な旧社会党系グループなどからは「大連立が実現すれば、我々は切り捨てられるのでないか」との疑心暗鬼が出ている。
 また、民主党の支持母体である連合でも、戸惑いの声が広がっている。笹森清・前連合会長は「若干、批判的だ。(民主党は)政権交代を目指すと言ってきて、これで連立を組むとしたら、大義は何なのか。大義なき連立は国民の信を受けられないだろう」と指摘した。

 野党共闘にもヒビが入るのは確実だ。
 共産党の志位委員長は2日夜、国会内で記者会見を行い「自公政権と対決してきた政党の党首が、首相に即座に『論外だ』といえなかったこと自体が不可解な行動だ。仮に小沢氏が新テロ対策特別措置法案の成立に協力すると首相に言ったとしたら、まともな野党といえるのか。(民主党とは)これまでと違った関係になるのは当然だ」と述べた。(2007年11月3日1時44分 読売新聞)

● 自民の民主への連立打診、公明に戸惑い広がる  読売 11月3日
 福田首相が2日、民主党の小沢代表に連立政権への参加を打診したことで、自民党と連立を組む公明党には戸惑いが広がった。

 公明党は2日夜、緊急役員会を開き、党の地方組織に首相と小沢氏との党首会談の経過を丁寧に説明していくことを確認した。浜四津敏子・代表代行は、記者団に「首相が言う『新しい体制』は大連立なのか、何らかの政策協議の場なのかも、はっきりしない。我々としては静かに見守るしかない」と語った。
 同党関係者によると、首相は午後2時半から太田代表との与党党首会談を行った際、連立政権への参加を小沢氏に打診する意向を示し、「自公関係は必ず維持する」と強調したという。

 しかし、党幹部からは「首相が一気に連立を進めようとするとは思わなかった」と驚きの声が上がった。別の幹部は「この週末、地元の支持者からどんな反応が出るか心配だ」と語った。
 民主党は連立参加を拒否したものの、公明党には警戒感が残った。党幹部の一人は「今後もどんなことが起きるか、予断を許さない」と強調した。
(2007年11月3日1時53分 読売新聞)

● 連立打診 共産・社民・国民新は反発  朝日 11月3日
 福田首相が民主党の小沢代表に、自民、公明両党との連立政権協議を打診したことについて、民主党以外の野党各党は2日、一斉に反発した。
 共産党の志位委員長は同日夜、国会内で記者会見し、「国民はあぜんとして聞いている。参院選で民主は反自公を掲げて、自民党は民主党を厳しく批判して選挙した。その両党が連立という話が何で出てきたのか、国民に納得いく説明がいる」と批判した。

 社民党の福島党首は朝日新聞の取材に、「連立になれば、衆参で圧倒的な議席になる。突っ切っていけば、民主主義そのものが成り立たない」と警戒感をあらわにした。同党の又市征治幹事長も「参院選に示された民意では大連立などはあり得ないし、衆院の小選挙区制度のもとでは無理だ。何のための密室協議だったのか」などとするコメントを出した。

 また、国民新党の亀井久興幹事長は「自民党からすれば、政権維持のため背に腹は代えられないということだろう。民主党が受け入れれば、議会政治が何の意味も持たなくなる」と強調。民主党が連立協議を拒否したことを聞くと、「参院選の民意を考えれば、常識でしょう」と語った。

● 首相が連立協議を提案 小沢氏持ち帰り、役員拒否  中日 11月3日
 福田康夫首相(自民党総裁)と民主党の小沢一郎代表は2日午後、国会内で2度目の党首会談を行った。首相は連立政権樹立に向け協議することを提案。小沢氏は回答を保留し持ち帰ったが、民主党は同日夜の役員会で、国民の理解を得られないとして提案を拒否する方針を決定、小沢氏は電話で首相に伝えた。

 今後、自民、民主両党対立激化に加え、公明党も距離を置くことが予想され、首相の政権運営は厳しさを増しそうだ。小沢氏も会談で直ちに拒否しなかったことから、求心力低下は必至。第1党と第2党による「大連立構想」が表面化。今回実現しなかったものの、今後の政局が政界再編含みで展開するのは間違いない。
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は記者団に連立協議を拒否した理由について「大連立は大政翼賛会的で(国民の)批判を受ける」と説明した。(共同)

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 小沢の真意が探られている。

● 民主・小沢氏、早い段階から連立に前向き…自民関係者  読売 11月3日
 民主党の小沢代表が、首相から連立の打診を受ければ、民主党内を説得する考えを首相に伝えていたことが2日、明らかになった。

 自民党関係者によると、小沢氏は早い段階から自民党との連立に前向きで、民主党内を説得する考えだったという。
 今回は説得に失敗した形だが、小沢氏はなおも連立参加を模索する意向だ。小沢氏は、最終的に連立を断念した場合は、代表を辞任する考えも周辺に漏らしており、成否によっては小沢氏の進退問題が浮上する可能性もある。(2007年11月3日3時2分 読売新聞)



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