インターネットで見つけた文章をコピー&ペーストして、自分の文章にしてしまう"コピペ"。ある大学では提出されたレポートの半数近くがコピペで作成されていたという事実が明らかになった。夏休みには小中学生向けに開設された「コピペで書ける読書感想文」のサイトがアクセス数を伸ばし、大人の世界でも、役所が募集したパブリックコメントに大量のコピペの「組織票」が提出されるなど、コピペは今、社会全体に広がりつつある。「コピペは人間の考える力を弱める」と批判の声が上がる一方、「新たな知の技法」として肯定的に捉えるべきだとの意見もある中、私たちはネット上に広がる膨大な情報とどう向き合っていくべきか考える。
(NO.2623)
スタジオゲスト : 茂木 健一郎さん (脳科学者) |