無実の罪で囚われている村木厚子さんの解放を求めます!
村木厚子さんは、去る6月14日に初めて事情聴取され、容疑を否認したにもかかわらず、即日逮捕されました。
村木厚子さんは、逮捕前から起訴された今日まで、一貫して自らの関与を否定し、無実を主張しています。ところが、7月4日、虚偽の公文書を作成し、行使したという罪で起訴されました。昔から村木さんを知る私たちには、村木さんが今回の事件に関わっているとは到底、思えません。
村木厚子さんは、障害者福祉、障害者雇用、男女共同参画など、担当したすべての分野で真摯に取り組んできました。その仕事ぶりは、相手が障害のある方であろうと、第一線の現場の方であろうと、政治家であろうと、誰であっても同じように相手の話をよく聴き、自分の意見もきちんと述べるという、筋の通った姿勢を貫いてこられました。意見の異なる人とも膝を交えてじっくり話し合う粘り強い人でもあります。
政治家から頼まれたからといって、また上司から対応を指示されたからといって、不正な手段に手を染めたり、それを部下に指示したりするような安易なことをする人では決してありません。
一部の新聞では、障害者自立支援法を国会で成立させるために無理をしたのではないかと報じられました。しかし、障害者自立支援法の議論が始まったのは平成16年10月からです。法案が国会に提出されたのは、さらに数ヶ月後の平成17年2月のことです。事件があったとされる平成16年6月頃には、法案の影も形もなく、そのようなもののために不正な手段を用いるわけがありません。
報道でこの事件を知った皆様の中には、「どんな立派な仕事をする人であっても罪を犯すことはある」と思った方もおられると思います。
しかし、今回の事件は、動機においても、手段においても、いかなる点においても、「村木さんが関与することなどありえない」のです。
それは、つきあいの長さや関わった分野に違いはあっても等しく村木厚子さんの人柄に触れてきた私たちの揺るぎない気持ちです。
私たちは、今後の裁判において、村木厚子さんの無実が証明されると確信しています。
そして無実が証明されるまで、村木厚子さんとともに闘う覚悟です。
今、村木厚子さんは無実の罪で囚われています。
まず、村木厚子さんという、障害のある方や女性のために職業人生を献げてきた人に相応しい扱いを私たちは求めます。
一.村木厚子さんの保釈を速やかに認めること
一.今回の事件の真実を明らかにすること
平成21年 7月 9日
赤 松 良 子 田 島 良 昭
浅 野 史 郎 堂 本 暁 子
上 田 健 作 成 毛 眞
住 田 裕 子 樋 口 恵 子 |