●「投票先は民主」が優勢 東京都議選で新聞各紙が情勢調査
「ザ・選挙」編集部2009/07/06
12日投開票される東京都議選について、読売、朝日、毎日、東京の4紙が6日の朝刊に情勢調査の結果を掲載している。各紙とも投票先として民主が「優勢」とし、自民の「苦戦」を報じている。 127人の新たな議員を待つ東京都議会。後ろに見えるのは都庁。(神山玄太撮影)
各紙の報道ぶりは次の通り。
『読売』 「都議選「民主に」29%、自・公は計22%」
▼民主党候補に投票するとした人は29.4%で、16.9%の自民党を大幅に上回った
▼公明党は5.1%で、「石原知事与党」の自民、公明を合わせても22.0%にとどまった
▼4割以上がまだ投票先を決めておらず、情勢はなお流動的
『朝日』 「都議選投票先、民主28%自民15%」
▼民主党候補に投票すると答えた人は28%で、4年前の前回選挙調査時の19%から大幅に増えた
▼自民党候補に投票する人は15%で前回の17%からやや減らした
▼投票先を決めた人では、民主12%、自民9%、公明5%、共産3%
▼投票先を決めていない人では、民主16%、自民6%、公明1%、共産1%、社民1%など
▼調査時点で投票態度を明らかにしない人は4割
『毎日』 「都議選で民主に投票26% 自民は13%」
▼どの政党の候補に投票するか聞いたところ、民主党が26%(前回15%)と最も多く、自民党の13%(同15%)の2倍に達した
▼情勢分析を加味すると、民主は都議会第1党に躍進する勢い
▼自民と公明党の6%(同6%)を合わせても民主に届かず、自公の議席が過半数を割る可能性も出てきた
▼都議選での自民、民主、公明以外の投票先党派は、共産党4%(前回4%)、東京・生活者ネットワーク1%(同2%)、社民党1%(同0%)、その他の政党1%(同1%)、無所属2%(同3%)
▼43%の有権者が投票先をまだ決めておらず、情勢の変動もありうる
『東京』 「民主30.9% 自民19.7% 都議選投票先 本紙第2回世論調査」
▼有権者の投票意向をみると、民主は自民を11.2ポイント引き離している
▼告示1カ月前の第1回調査と比べ、支持率は1.6ポイント下がった。自民との差も、1.0ポイント縮められている
▼投票先を決めていない人は半数おり、情勢は流動的
▼民主は30・9%、自民19.7%、公明7.7%、共産5.7%、生活者ネット1.8%、社民1%、無所属5.8% |