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てらまち・ねっと



 先月、新型コロナウイルス感染症の「死亡率は男性のほうが高い」、とか「男性の方が重症化」とか流れていた。
 続いて、時事通信の今朝の配信で★≪男性ホルモンが関与か=新型コロナ感染、症状悪化―前立腺がん患者調査・イタリア≫ とあった。
 前立腺がん治療中の私としては、喜ぶわけにはいかないけど、悪い気はしない記事。

 前立腺がん治療の中・高リスク患者には「ホルモン療法」が通常の治療。そのことを指している。
 どんな治療かというと、例えば、慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室は、
 ★≪前立腺癌薬物療法前立腺がんはアンドロゲン(男性ホルモン)を利用して増殖するので、そのホルモンの作用を抑制することで治療効果を期待する方法。前立腺がんにおけるホルモン療法とは、アンドロゲンの作用を抑制することの総称で、アンドロゲン遮断療法とも呼ばれる≫

 ということで、今日は、前記の時事通信のほか、次を記録しておく。
●新型コロナウイルス感染症の死亡率は、なぜ「男性のほうが高い」のか? その理由が見えてきた/WIRED.jp 2020.04.18
●新型コロナ、男性の方が重症化?スイス/SWI swissinfo.ch 2020/04/01
●前立腺癌薬物療法/慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室

 なお、昨日5月6日の私のブログへのアクセスは「閲覧数5,814 訪問者数3,020」。

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●男性ホルモンが関与か=新型コロナ感染、症状悪化―前立腺がん患者調査・イタリア
時事 2020年05月07日08時23分
 新型コロナウイルスの感染や症状悪化には男性ホルモン(アンドロゲン)が関与しており、前立腺がん患者に行う「アンドロゲン遮断療法(ADT)」が感染予防や治療に役立つ可能性があると、イタリア・パドバ大などの研究チームが7日発表した。論文は国際的ながん専門誌「アナルズ・オブ・オンコロジー」電子版に掲載される。

 前立腺がんは男性ホルモンで増殖するため、作用を薬で抑えるADTが行われる。イタリア北部ベネト州の前立腺がん患者を調べたところ、ADTを行う患者は行っていない患者に比べ、新型コロナの感染率や重症化率が大幅に低かった。

 これは、男性ホルモンがウイルスの感染に重要な役割を果たす酵素にも働いているためと考えられる。この酵素「TMPRSS2」は、ウイルスが人の呼吸器系などの細胞表面に結合した後、細胞膜に侵入するのに利用されている。

 研究チームは、新型コロナに感染した際、男性が女性より重症化しやすいのは男性ホルモンの作用が要因の可能性があると指摘。短期間のADTが予防や治療の手段になるとして、前立腺がんではない男性感染者を対象に臨床試験を行うよう提言した。

 ベネト州の前立腺がん患者について、ADTを行う5273人と行わない3万7161人を比較した調査では、新型コロナ感染者はそれぞれ4人と114人だった。このうち重症は1人と31人で、死者はなしと18人だった。 

●新型コロナウイルス感染症の死亡率は、なぜ「男性のほうが高い」のか? その理由が見えてきた
      WIRED.jp 2020.04.18
新型コロナウイルス感染症の死亡率を男女で比べたところ、男性のほうが死亡率が高いことが中国やイタリアのデータから判明している。死亡率の男女差が生じる背景を探ったところ、喫煙の有無や女性ホルモンの影響といった可能性が浮上してきた。

どうやら新型コロナウイルスは、特に男性に対して脅威であるようだ。中年男性や高齢男性、そして免疫系の基礎疾患をもつ男性への影響が特に大きいのである。なぜ現在のパンデミック(世界的大流行)の影響に男女差があるのか、科学者も明確に回答することはできていないが、これはそれほど驚くべき話ではない。

この男女差は初めて確認されたのは、中国でのことだった。武漢市で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された2019年末から2月11日までの44,672件の確定症例を分析したところ、男性の死亡率が2.8パーセントだった一方で、女性は1.7パーセントだったことが判明している。

3月19日に中国の死者数を上回ったイタリアでも、同じような傾向で推移している。イタリアの国立保健研究所によると、感染者の致死率は男性が10.6パーセント、女性は6パーセントとなっている。

同種のコロナウイルスが引き起こすSARS(重症急性呼吸器症候群)とMERS(中東呼吸器症候群)のアウトブレイク(集団感染)においても、男性の死亡率が際立って高かった。2003年の香港では男性より多くの女性がSARSに感染したが、1,755件の症例すべてを分析したところ、男性のほうが死亡率が50パーセント高かったことが判明している。1918年のスペインかぜのパンデミックでは推定5,000万人が死亡したが、ここでも女性より成人男性の死亡率が高かった。

●新型コロナ、男性の方が重症化?スイス
     SWI swissinfo.ch 2020/04/01
スイスでは新型コロナウイルスで入院した人は女性よりも男性の方が多いという

スイス連邦内務省保健庁がまとめた新型コロナウイルス感染者の男女別統計によると、ウイルスに感染して入院中、あるいは入院していた人の58%が男性だった。ほぼ10人に6人が男性の計算だ。死亡者は男性が60%で、男女差がさらに開いた。

ドイツ語圏のスイス公共放送(SRF)が報じた。男性の方が女性よりも多い理由は不明という。

SRFは「中国ではすでに同様の傾向がみられ、喫煙が関係していると考えられていた」という。「中国では男性の50%以上が喫煙者だが、女性の割合は少ない。だが明確な結果は出ていない。より多くの喫煙者がウイルスの影響を受けているが、統計的には顕著ではない」

スイスの喫煙人口の性差はわずか数パーセントで、高齢者も同様だ。男性の方が女性よりわずかに多いが、感染者の男女比「60対40」を説明するには不十分だ。

SRFは、ほかの要因も関係していると指摘する。専門家は、女性ホルモンのエストロゲン、男性ホルモンのテストステロンにより、女性と男性の免疫システムが異なる働きをする点を挙げる。「女性の方が強く、早く反応することが多い」

また、女性が男性より衛生に気を付けていることも要因の1つになりえるという。ただ専門家は「これが今回の事態に当てはまるかは不明だ。ただ医者にかかるのは男性よりも女性の方が多い。男性は感染してもなかなか医者にかからず、結果的に重症になる傾向があるのかもしれない」という。

スイスは新型コロナウイルスの影響を最も強く受けた国の1つ。3月31日現在、感染者は約1万6千人、死亡者は350人超に上る。

 ●前立腺癌薬物療法
      慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室
前立腺がんはアンドロゲン(男性ホルモン)を利用して増殖するので、手術後、放射線療法後の再発や、初期発見時に転移がある患者様には、ホルモン療法が施行されます。

前立腺がんはアンドロゲン(男性ホルモン)を利用して増殖するので、そのホルモンの作用を抑制することで治療効果を期待する方法です。前立腺がんにおけるホルモン療法とは、アンドロゲンの作用を抑制することの総称で、アンドロゲン遮断療法とも呼ばれます。ホルモン療法で使われる薬剤には、注射剤と内服薬があり。注射剤は、脳の視床下部・下垂体に働きかけることで精巣からのアンドロゲン分泌を抑える薬で、LH-RHアゴニスト製剤とLH-RHアンタゴニスト製剤が使用されています。
 内服薬は、がん細胞にアンドロゲンが作用するのをブロックする抗アンドロゲン薬です。ホルモン療法は、治療を開始した当初は効果を発揮するが、多くの場合、いずれ効かなくなってしまいます。ホルモン療法が効かなくなった前立腺がんのことを、以前はホルモン不応性前立腺がんと言っていました。ホルモン療法が効かなくなったがんは、ホルモンに依存することなく増殖できるようになったのだと考えられていたのです。しかし近年の研究から、実際には副腎や前立腺癌そのものから分泌される微量のホルモンを利用していることがわかってきました。そこで、去勢レベルの微量のホルモンでも増殖するがんということで、去勢抵抗性前立腺がんと呼ぶようになったわけです。
・・・(以下、略)・・・



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