今日は、トランプ氏の最後の勢いを盛り上げた主因をメディアだと指摘する意見、
★≪隠れトランプを覚醒? 猛追劇を後押ししたのは実はメディア≫(NEWSポストセブン 2020年11月6日 16時5分)
を見ておく。
あとは共和党の関係者やトランプ氏の支持者が次第に離れていくことを指摘する次の報道にリンクし、一部を抜粋・記録しておく。
●「根拠なく誤った情報。常軌逸している」 トランプ氏「選挙不正」発言に共和党内から批判/東京 2020年11月6日 20時59分
●共和党の一部、トランプ氏と距離「票は数えるべきだ」/朝日 11/07 16:00
●トランプ氏法廷闘争に与党からも批判 「勝敗関係なく結果受け入れを」/時事 2020年11月06日15時18分
●トランプ大統領崖っぷち 陣営内に焦り/日テレNEWS24 news every 2020年11月6日16時ごろ放送 「ナゼナニっ?」
なお、昨日11月6日の私のブログへのアクセスは「閲覧数4,387 訪問者数1,382」。
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● 隠れトランプを覚醒? 猛追劇を後押ししたのは実はメディア
NEWSポストセブン 2020年11月6日 16時5分
・・・(略)・・・トランプ氏が逆転の可能性を感じさせ、ここまで追い上げることができたのはなぜか。その理由の1つに「単純接触効果」が関係していたのではないだろうか。
「コロナはいつの間にか消えてなくなる」と主張し、マスクの着用を軽視していたトランプ氏の感染が報じられたのは10月2日。入院したもののわずか3日で退院し、復活をアピールした。振り返れば、コロナの感染は、劣勢になっていたトランプ氏にとって危機をチャンスに変える絶好の機会だった。力強いリーダーとして驚異的な回復力を世間に示し、支持者を熱狂させる好材料になったのだ。
さらに、大統領選が近づくにつれ、トランプ氏を目にする機会も増えていた。バイデン氏よりトランプ氏の方が集会を数多く開いて演説していたため、取り上げるメディアも増加した。集会の数だけでなく、張りのある声に大きな身振りや手振り、時には踊り出すトランプ氏の方が映像的には面白い。支持者たちの熱が伝わってくるようなトランプ氏の集会は圧倒的に絵になる。トランプ氏が猛追できたのは、これらを連日報じ続けたメディアの存在が大きいだろう。
単純接触効果とは、同じ対象に何度も繰り返し触れていると、その対象を好ましく感じるという心理的傾向のことを言う。熱烈な支持者たちの様子やタフなトランプ氏の姿を何度も目にすることで、寝ていた隠れトランプを呼び起こす効果があったかもしれない。どちらに投票するか決めかねていた有権者にも、トランプ氏に票を投じるきっかけを作ったかもしれない。
4日までにバイデン氏が獲得した票は、大統領候補として歴代最多の7000万票を超え、「私たちが勝者になると信じています」と述べたバイデン氏。・・・(以下、略)・・・
●「根拠なく誤った情報。常軌逸している」 トランプ氏「選挙不正」発言に共和党内から批判
東京 2020年11月6日 20時59分
【ワシントン=白石亘】米大統領選で不正があったとして、具体的な証拠を示さず郵便投票の集計中止を求めるトランプ大統領の発言に、身内の共和党内でも困惑が広がり、批判の声も相次いでいる。
5日、米ワシントンのホワイトハウスで記者会見を終え、引き揚げる共和党のトランプ大統領(AP・共同)
「根拠もなく誤った情報を広げるのは、やめるべきだ。常軌を逸している」。大統領選と同時に行われた上下両院選へも有権者から不信の目が向けられかねず、下院選で再選した同党のキンジンガー下院議員は5日、ツイッターで批判した。
証拠も示さず訴訟を連発する手法に、同党のクリスティー前ニュージャージー州知事はABCテレビで「証拠を検証する前に、容疑者を起訴するようなものだ」とこき下ろした。
◆共和党重鎮「すべての票を数えることが民主主義の中心」
郵便投票の集計中止を求めるトランプ氏に対し、重鎮のロムニー上院議員は「すべての票を数えることが民主主義の中心にある」とツイート。ミッチェル下院議員も「選挙の完全性を害することほど民主主義にとって危険なものはない」と警告した。
ただトランプ氏は党内で異論を唱える議員を排除し、今や共和党はイエスマンで固められた「トランプ党」とやゆされる。このため次世代リーダーとされるルビオ上院議員は「合法的に投票された票を数日かけて数えるのは不正ではない」とする一方、「投票に関し裁判所に異議を申し立てるのは弾圧ではない」とトランプ氏の顔も立ててみせた。
◆「共和党員はどこに!」 いらだつトランプ氏の息子
だが党内で擁護する声は広がりを欠く。トランプ氏の息子エリック氏は「共和党員はどこに行ったのか!不正と戦ってほしい」とツイッターにいら立ちをぶつけた。今後、仮に民主党のバイデン前副大統領が選挙人の過半数を獲得しても、なおトランプ氏が無理筋の主張を続けた場合、共和党内でトランプ氏に距離を置く動きが広がる可能性もある。
●共和党の一部、トランプ氏と距離「票は数えるべきだ」
朝日 11/07 16:00 (ワシントン=大島隆)
開票が続く米大統領選で、トランプ大統領が繰り返し「不正があった」と主張していることについて、与党・共和党内の対応が割れている。民主党候補のバイデン前副大統領が選挙人の過半数獲得に迫っているなか、根拠も示さないままに主張するトランプ氏に対し、一部の共和党政治家が距離を置き始めている。
トランプ氏は5日、ホワイトハウスで会見し、「彼らは選挙を盗み、不正を働こうとしている」などと民主党側を批判した。だが、トランプ氏に近いクリスティー前ニュージャージー州知事はABCの番組で、「証拠を何も聞いていない。情報を与えずに、炎上させるだけだ」と、トランプ氏の発言を批判した。
以前からトランプ氏に批判的な、ロムニー上院議員も「すべての票を集計するのは民主主義の核心だ」とツイートした。上院共和党トップのマコネル院内総務は6日、ツイッターで「すべての合法的な票は数えられるべきだし、違法な票は数えられるべきではない」などと投稿。トランプ氏を批判しなかったものの、「不正がある」という主張には同調しなかった。
一方、下院共和党トップのマッカーシー院内総務は5日、FOXニュースの番組で、「トランプ大統領は勝利した。沈黙すべきではない。目の前でこうしたことが起きることを許すわけにはいかない」と述べ、トランプ氏の主張を支持した。グラム上院議員やクルーズ上院議員も同局の番組に出演し、トランプ氏に同調した。
立場を明確にしていない共和党政治家に対しては、トランプ氏の家族が圧力をかけている。次男のエリック氏は5日、ツイッターで「共和党はどこへ行った? 不正に対して戦うのだ。有権者は臆病者のことは忘れない」と投稿。長男のジュニア氏も「共和党の『2024年のホープたち』が何も行動を起こさないのは驚くべきことだ」と、次期大統領選挙への立候補が取りざたされている政治家たちがトランプ氏に同調しないことを批判した。
●トランプ氏法廷闘争に与党からも批判 「勝敗関係なく結果受け入れを」―米大統領選
時事 2020年11月06日15時18分
【ニューヨーク時事】トランプ米大統領が5日、大統領選で一部の州の郵便投票の集計中止を求め、法廷闘争の意向を改めて明確にしたことについて、与党共和党の一部から厳しい批判の声が上がっている。
法廷闘争、敗北拒否の構え トランプ氏、郵便投票「不正の温床」―大統領選出に影響
最大の焦点となっているペンシルベニア州選出のパット・トゥーミー上院議員は声明で、すべての票の集計を求めるバイデン民主党候補に賛同し、集計結果が出た時点で「勝敗に関係なく、すべての党が結果を受け入れなければならない」と訴えた。
ウィル・ハード下院議員はツイッターで、「政治プロセスを台無しにし、証拠も示さず米国民の意思表示の正当性を疑う現職大統領は、危険であり誤っている」と厳しく批判した。ブッシュ(子)元政権で国土安保長官を務めたトム・リッジ氏は、新型コロナウイルス禍の安全策として郵便投票を行った米国民を軽視するもので「恥ずべきことだ」と非難した。
●【解説】トランプ大統領崖っぷち 陣営内に焦り
日テレNEWS24 2020.11.06
■バイデン候補 優勢な状況変わらず
■トランプ大統領 郵便投票認めず連邦最高裁まで争うと明言 バイデン陣営は反発
■トランプ大統領「数多くの疑惑があり」と発言も、明確な証拠は出さず
■トランプ陣営 各地で訴訟
整理してみると、トランプ陣営は、票の集計作業の差し止めなどを求めてウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニア、ジョージア、ネバダの各州で、訴訟を起こしています。
■トランプ陣営が主張する"不正"とは?
■グレタさん トランプ大統領に皮肉ツィート
■トランプ陣営内にほころびと焦り
トランプ大統領のなりふり構わない様子に対しては、身内から不協和音も聞こえています。
トランプ陣営からは「法廷闘争は止めないが、成功するとは思っていない」との声が出ていると、地元メディアで報じられたほか、共和党内からも「トランプ大統領の根拠のない主張への我慢が限界に近づいている」という声もあがっています。トランプ大統領も陣営の選挙戦略に懐疑的になっている、ともされていて、トランプ陣営内のほころびと焦りが露呈しています。
■会見で終始うつむくトランプ大統領 質疑応答にも応じず
11月6日の会見でのトランプ大統領の様子が、少し普段と異なっていました。
いつものような大きな身振り手振りがなく、ずっと下を向いていました。大統領を毎日取材している矢岡亮一郎支局長は、この会見を見て、「終始、手元の紙を見ながら慎重に発言していて、勢いがなかった。会見の時間も、長いときは1時間でも2時間でもやるのに、今回は約17分。トランプ大統領は会見に出席した記者からのたくさんの質問に答えず、背を向けて会場を後にした」とのこと。
■最高裁まで闘うと主張するトランプ大統領、その狙いとは?
しかし、このまま引き下がるトランプ大統領ではありません。「最高裁までとことん戦う」と言っています。
アメリカの最高裁には、9人の判事がいます。10月、トランプ大統領が指名した保守派のバレット判事が新たに選ばれたことによって、トランプ大統領の共和党と考え方が近い「保守派」が6人、「リベラル派」が3人となる。このためトランプ大統領は、最高裁判事が圧倒的多数で自らに有利な判断をしてくれることを期待しているため、なんとしてでも最高裁まで持ち込みたいと考えています。
開票が進むにつれて、どんどん分が悪くなっているトランプ大統領。自らも、それをわかっているからこそ、何とか訴訟を続ける理由を探しているようにも見えます。かつてなく分断が深まっているアメリカで、さらに分断を加速するような法廷闘争をいつまで続けるのか。世界中の目が注がれています。
(2020年11月6日16時ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)
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