入院も5日目。昨日は、15時ごろに「整形の先生が生検をしてくれることになった。明日の午後になる」との話があったと書いた。
ブログを出した18時過ぎに整形の医師が来て、いろいろと説明をしてくれた。
医師 「右の腰の腸骨の皮膚を少し開いて、骨に広い穴をあけて、骨を削って採る。切開生検という。」との旨。
寺町 「どれくらいの広さ?」
医師 「1センチ弱」
寺町 「どれくらいの深さ?」
医師 「浅いです」
「痛みがしばらく続くこともあり得る・・」
「結果には2週間かかる。レアなことだが、診断がつくかはわかない」
医師としては、悪い時のことも説明した上で「同意書」にサインをもらわなければいけないから、・・それが説明責任とされている。
他にいろいろと説明があったけど、本人としては、自分に関わるところを質問した。
例えば、「明日、退院でいいの?」
医師 「整形としては、明日の朝でかまいません。あとは、こちらの泌尿器科がどうされるかです」
そのあと、泌尿器科の医師も来て、私に聞こえないように話していたのかもしれないけど、聞こえた。そのごく一部は
(整形)「針生検でいいと思うけど・・」
(泌尿器) 「前立腺の生検は今日やったけど、出ないもしれない。4月に東京でも出なかった。だから、骨からということ」
(整形) 「それで、ボリュームがということね。」
・・・そして、今日の朝7時過ぎ。チーフの医師が来た。
「整形は一週間後に抜糸、といっている。木曜日。その間の消毒のことがあるから、休みの月曜日までここにいて、火曜日退院でどう? 」
「私は、明日、とりあえず退院したいです」と伝えると、「じゃ、できるだけその方で相談してみる」との旨。
あと、何点か相談した。今使っている薬などのことや、今後の日程のことなど。
しばらくして、別の医師が来て、「整形がМRIの画像が1枚しかないので、もっと欲しいと言っている。なければこれで行くけど、と。それで、今、МRIが何とか入らないか手配を進めている。もし入れば、行ってきて」の旨。
私は、たぶん午後のことだろうと思っていた。
一般的に、「大きいと小回りが利かない」ということがあるけど、ここは大病院としスタッフや設備がそろっていることを駆使して、いろいろと小回りの利いた調整してくれていることに感謝している。
そんなことを思いながら、朝食(8時過ぎに配膳されてくる)をとり終わって、パートナーに電話で状況報告などしていたら、看護師から「МRIが入ったから、すぐ行けますか」との旨。
一人で地下1階の一番奥に行ったら、先日の、何台もあるМRI室、スペースとは違ったところを示してそちらに行くように指示された。
尋ねると「ここは放射線治療でМRIがいるときに使う。向こうのМRIがいっぱいの時に使うこともあるんですよ」とのこと。
腰部分だけのはずだけど、時間は、やっぱり正味30分かかった。
・・・というようなわけで、午後(基本は14時予定)の整形の「局所麻酔の手術」を待つ。
13時から絶食(飲み物は自由)、という指示だそうで、昼は普通に食べて、夜も普通、と看護師。
しかし、局所とはいえ麻酔がかかっていれば当然、そして麻酔がぬけていけば当然、痛みは来るのだろうから、立ち席でパソコンはきついだろうし、と言って座位でも同様だろうから、ブログは午前に出すことにして、ここまで書いてきた。
ということで、今日は「生検」の解説の復習にといくつかにリンク、抜粋しておく。
(写真は、10階から眺めた鶴舞公園の紅葉など)
なお、昨日11月19日の私のブログへのアクセスは「閲覧数3,939 訪問者数1,334」。
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●生検と細胞診
総合御南東北病院 南東北第216号 3月号
「生検」とは疑わしい病変の一部を切り取って、菌や腫瘍の存在を詳しく調べて病気の診断を行うものです。例えば胃カメラを飲んで潰瘍が見つかったら、がんかどうか確認するため組織の一部を採取して、見やすいように染色して顕微鏡で観察します。組織の形を見ることで潰瘍ががんであるかどうか、を診断することが出来るのです。〝組織を採取する〟というと怖そうなイメージがありますが、採取するのは1~5㎎程度ですので苦痛のあるものではありません。
一方、「細胞診」は、ある組織の細胞をバラバラの状態で観察するものです。がん細胞の場合はいびつな形をしているため、採取した臓器にいびつな細胞があるかどうか、を見ます。例えば子宮頸がんの場合、子宮口や子宮頸管の一部をヘラや綿棒でこすり取って細胞を集めます。肺がんでは痰を取ります。集められた細胞を観察することで、がんの有無を検査することが出来ます。患者さんの苦痛が少ないため、人間ドックや集団検診などで広く行われている検査です。
ただし、細胞診だけでは決定的な診断は難しく、さらに精密検査が必要になる場合も出てきます。
●4.生検 徳島大学病院 がん診療連携センター
臨床経過と画像から悪性腫瘍が疑われる場合には生検を行います。生検とは腫瘍の一部の組織を採取して調べることです。
生検は場合に応じて「針生検」と「切開生検」を使い分けています。
針生検 :腫瘍を針で刺して、組織を採取する方法です。外来において局所麻酔下でできますが、組織量が少なく十分な診断ができないことが有ります。
切開生検 :手術的に組織の一部を採取する方法です。ほとんどの場合、入院したうえで全身麻酔や腰椎麻酔が必要になりますが、針生検にくらべると確実な診断ができる可能性が高いと考えられます。
以上の手法により採取した組織は「病理部」に提出し、顕微鏡を用いて調べます。
診断は病理医によってなされ、確定診断には数日を要します。
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