【撮影地】鹿児島県熊毛郡上屋久町(2009.5月撮影)
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ダイブサービス「ウィルソック」の望月氏によれば、屋久島は「一生に一度は訪れてみたい、日本の世界遺産ランキング」の一位なんだそうだ。
「でもどうして屋久島に来られたんです?」
少年のように目を輝かせてそう聞いてくる望月氏の質問に、ぼくは答えに窮してしまった。
理由はいろいろだ。
半年前に、ぼくのダイビングの師匠が「ウィルソック」の調査員をしていることを偶然にネットで見つけたこと。
それ以上に、団体旅行の貸し切りバスで途中まで見た山田洋次監督の映画 「15才 学校Ⅳ」(出演:金井勇太・麻実れい・赤井英和・前田吟)
が妙に心に残り、数年前にタイトルをネットで調べてDVDをレンタルし、終わりまで観て泣いたこと。
・・・号泣した。
不登校の中学3年生の男の子が家出をしての屋久島へのヒッチハイク道中、長距離トラックの女性ドライバーの家に一泊した際に、彼女の自閉症の息子と友情を深めて、翌朝の出発の際、自閉症の子が詩を裏に書いたジグソーパズルを記念に手渡される。
そこに書かれた「浪人の詩」。長距離トラックの女性ドライバーが自分の息子の知らなかった一面を知る。
母親の子を思う気持ちが、ぼくの心を締め付けて泣けた。声を出して泣いたっけ。
屋久島にかぎらず、ぼくが旅に出るのは、こうした人情のふれあいを求めてのことなのかもしれない。
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