旅に出る時、十分な旅支度を整えて出発できることはほとんどない。出発の前はたいてい徹夜になる。締め切りのある仕事をなんとか片づけて、あたふたと荷造りをして空港に向かうのが常。だから、到着してから忘れものに気づくことになる。
今回はバリへの旅に出発できることがわかったのが遅かった。キャンセルになるのを覚悟で格安のツアーを申し込んで、そのスケジュールに合わせて休暇をとる懸命の努力をしていた。そしてついに実ったのが、予定した休暇の5日前。
奇跡的にスケジュールのやり繰りがつき、ツアーに向けて十分とはとてもいえない準備のまま飛び出すことになった。
パスポートと航空券、いくらかのお金をもっていればなんとかなる・・・はず。考えてみると、国境を越える敷居はずいぶんと低くなった。事のよしあしは別として、隣の町に出かける気軽さで出かけられるボーダーレスな時代になった。
一方、敷居の低さは、旅に出たのはいいが、日常も旅先まで追いかけてくることになる。
とはいえ、飛行機の座席について、ノイズキャンセリングヘッドホンから流れる音楽に身を浸してしまえば、開放感がこみ上げてくる。
フライト中に聴いた、フランク・シナトラの「カム・フライ・ウィズ・ミー」♪
JALのB747-400、K13機材による7時間35分のフライト。飛行機はバードストライクでピトー管を破損することもなく、それにより対空速度の測定ができないため成田に引き返すことなく、CAたちの心のこもったもてなしもあって快適なものだった。
特に気が滅入りがちな狭いエコノミークラス(Y)の3-4-3の席配置で威力を発揮してくれたのが、成田の免税店で購入したSONY ノイズキャンセリングヘッドホンMDR-NC7/B。
安い割りに思ったほど悪くなかった。
周りの騒音や雑音がかなりシャットアウトされ、小さいボリュームでも快適に音楽などが聞ける。また、付属品として飛行機のヘッドフォンジャックアダプタもついているので、機内の音楽やビデオサービスにも使える。
本体はコンパクトにたためるし、ケーブル長さもちょうどよい感じだ。ただ、ノイズキャンセルの電源を入れないと低音が伸びないのが欠点かもしれない。
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