久米島の北部、名水が沸く堂井(ドーガー)には、夕暮れになると絶世の美女が現われ、若者たちに神酒をふるまい酔い心地に誘ったという言い伝えがある。
人々はこれを宇江城山に住む仙人のしわざと噂した。
「久米仙」はそんな言い伝えから来ている沖縄独特の蒸留酒、泡盛だ。
日本の焼酎の起源は正確には分かっていないが、おそらくはシャム(現在のタイ王国)から琉球経由でもたらされたようだ。
シャムの蒸留酒は更に中東に起源を持ち、アラビア語で「アラク」(???)と呼ばれる。
泡盛はタイ米(南方硬質米)を原料とし、こうじ菌で2段階に発酵させ、できたもろみを単式蒸留器で蒸留して作られる。
蒸留したての泡盛は、つんと鼻を突くトップノートがきついのだが、これを甕(かめ)に入れて数年間寝かせることにより、若干のアルコールとともに低温揮発分の匂いがなくなり、味がまろやかになる。
製造工場を見学させていただいた「久米島の久米仙」では、一升瓶にして100本分という古酒(クース)を貯蔵中の甕が、ところ狭しと並んでいた。
陶器製の甕からは、なんとも心地よい馥郁たる香りが滲みだして、あたりを芳醇な香りで満たしている。
一升の古酒(43度)で約1万円。つまり、この甕1本分でへたな車が買える勘定となる。その甕が100本近く並んでいるから、ものすごい金額だ。
よっしゃ、暗闇にまぎれて、今夜、酒を酌みに来よう・・・と言ったら、案内のお姉さんが笑っていた。まあ、お約束。
ついでに新発売の泡盛で漬けた梅酒をご馳走になるが、これがまたうまい!
「おしゃあ。今晩、一瓶盗みに来るかあ」
「・・・・」
すごくいい香り。こうやって、お酒はひと時の眠りにつくんですね
何気ない景色が愛おしい
沖縄そば 超大盛りっすね~。
器まで食べちゃだめだお~。
しばし鑑賞。その後、モーレツな勢いで完食。。
慶子さま。ゴチになりますた!
なんか泣きたくなっちゃうような景色っすね。。
気に入った写真や記事がありましたら応援のクリックよろしくお願いします。
にほんブログ村