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凄かったなあ、里谷多英。
冬のヒロインは2人も要らないのだろうか?
彼女へのイジメにも似た報道の少なさに、メディアがアスリートに求めるものの次元の違いを感じてしまう。
いつからなんだろう。5輪アスリートたちが、同時にアイドルじゃなければならなくなったのは・・・。
里谷多英の決勝の滑りを見てぶっ飛んだ。
インプレッシブとはまさに彼女の滑りを指すのだろう。
彼女の身体中から、攻撃オーラが発散されていた。
競技人生のすべてをかけた250メートル。
観客席からどよめきが起きるほどの圧倒的なスピードだった。
だが、そのスピードが最後の最後に彼女を表彰台から引きずり落とした。
第2エアのバックフリップの着地で転倒。転んでも33秒69を記録した。
競技には順位がつくのだが、その結果が彼女の滑りの価値を損なうことはない。
ぼくにとって、もっとも素晴らしい滑りはこの日の彼女の滑り。
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さて、バレンタインデーの週末。前日の氷雨から、つかの間、天気が回復し、雲間に青空が輝いている。
ダイビング後の高所移動は、24時間程度たってからというのがダイバーの常識だ。体から窒素が十分に抜けないうちに、飛行機や高い山に登ると減圧症になるからだ。
だから、ダイビング後にクラブハウスに泊まらずに帰る場合は、下田から小田原まで、伊豆半島の東岸を走る国道135号線を使う。
この電車と平行して海沿いを走るルートは、標高が300mを超えることがないので減圧症のリスクは考えなくてよいのだ。
下田ダイバーズのクラブハウスに宿泊。バレンタインデー週末の渋滞を避けるため、土肥峠・船原峠を越えて伊豆半島を横断する西伊豆バイパスを選択。
天気がよければ、行く手のかなたに雄大な富士山を仰ぎ見ることができる。しかし、この日は富士山は雲のベールに隠されて見えない。
南伊豆で満開の河津桜を楽しむも、途中の船原峠は雪景色だった。景色は一気に春から冬へ逆戻り。
土肥側からトンネルを抜けると、そこは一面の銀世界。
やはり、ここは海抜494mの高所だ。時計を見ると、最終のダイビングから24時間後まで、わずかに時間が足りていない。
減圧症の発症を心配して一瞬ヒヤリとする。
雲見で潜った後、下田のクラブハウスに帰る車の中で、時々、この高所移動の話が出る。
下田へ続く峠の標高は調べてあるのだが、どれくらいの高度だったかをいつも思い出せずにいた。
300m以上の高所はないということしか覚えていなかった・・・。
西伊豆の田子や雲見で潜った場合、東伊豆方面に抜けるルートとして、松崎から県道15号下田松崎線・婆沙羅トンネル(標高約260m)~国道414号・峰山トンネル(標高約180m)を経由して河津に至るルートがある。
地図上では伊豆半島の脊梁山脈を越えているように見えるのだが、300mを超えることはない。
渋滞を避けるため、早朝8時前、夜9時以降にしか走ったことはないが、雲見から県道17号~東名を経由して都心までの所要時間(4時間弱)はほとんど変わらない。
河津から伊東市八幡野まで、海沿いを窓を開けて海風に吹かれて走れるところがこの道路のいいところだ。
西伊豆からの帰りのルートは日本海洋レジャー安全・振興協会(DAN)などで議論されているが、このルートについては言及されていない。
下田ダイバーズが一押しの安全ルートなのだが・・・。
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