tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

焼津さかなセンター

2010-02-19 22:59:16 | プチ放浪 海沿い編

 
 
 
 

プロが選ぶ観光・食事、土産物施設100選というのがある・・・らしい。主催は株式会社旅行新聞新社。
選考審査委員は、社団法人日本旅行業協会や、交通新聞社「旅の手帳」などの重鎮の方々。果たして実際の旅行者の意見が反映されているかは置いておいて、その店の知名度と評価は大方一致するのかもしれない。
ちなみに、
第1位は 浅間酒造観光センター (群馬県・長野原)
 そして
第2位 ザ・フィッシュ (千葉県・浜金谷)  
第3位 佐久乃おぎのや (長野県・佐久インター)
と続く。
「ザガット サーベイ 東京のレストラン」のように、プロらしい辛口の評価もほしいところなのだが、「プロが選ぶ」にはいろいろなしがらみがあり、できないのかもしれない。

さて、プロが選ぶ観光施設100選、土産物施設部門で16年連続表彰を受けているという焼津さかなセンター。
ここにかぎらず、ぼくは庶民の台所と直結した市場を見学するのが好きだ。
そこには多くの笑顔がある。輪島や高山、呼子、勝浦、函館の朝市。東京のアメ横、金沢の近江町市場、沖縄の国際市場、釜山のチャガルチ市場。
食が生活に深く結びついているだけに、こうした市場ではその土地の人々の息吹を感じることができる。
大型スーパーができて世界中から集めた魚を安く売ったとしても、各地から市場がなくなることはないだろう。市場はそれほど市民の生活に密着している。

市場での売り手の人々の「笑顔」は最高に素敵だ。あっけらかんとした明るい笑顔で話しかけられると嬉しくなってしまう。売ってやろうといった肩肘を張った感じではなく、初めての客にもなじみ客みたいに声をかける。そして、こちらが何かを迷っていれば、なんとか助けてくれようとする。冗談を言うと大げさなぐらいに大笑いしてくれる昔ながらの人情がそこにあるのだ。
人と人が目を見て話し合えること。ブログなんぞをやっていると、自分の気持ちをブログに書けたとしても、相手の共感によってさらに感動を深めるということができなくなっている。こうした場所に来ると、その大切さを改めて感じることができる。
そういえば、大沢たかおの「築地魚河岸三代目」で泣いたなあ。。逆境を乗り越えて人に認められる話って・・・好きなんだよね。また、曲げてそれを認める人たちも・・・。


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