アクアビクス教室にしろ、水泳教室にしろ、一日中、プールでコーチングをするとクタクタになってしまうという。なので彼女は、プロテインやサプリメントを常用し、翌日に疲れを残さないようにしているらしい。
「大丈夫。若いから」
笑顔で彼女はそう答えるのだが、よく考えたら、実はダイブマスターの修行の方がもっと苦しい。
レッスンを受ける生徒の機材を準備するなどの下働きをし、重たいタンクを背負って、水中へ何度もエントリー、そしてエキジット。終われば、みんなの機材の洗浄から後片付けと自分の学科試験の準備。一日中、それこそ、休む暇もないくらいがんばらなければならない。
しかも、最近はダイバー人口が減って、本部へのお金の実入りが少なくなったせいか、身内からお金を搾り取ろうと、ダイブマスターの取得所要期間は2か月以上要求されるようになったようだ。
ダイビング業界の仕組みは、マルチ商法に似ている。インストラクターを親として、その下の大勢の子供たちがそれぞれ新しいダイバーや機材を売りつけることで、この団体が成り立っている。
だから、ダイブマスターの資格を取っても、ダイビング人口の拡大のために努力しないダイブマスターは不要ということ。
ダイブマスターに厳しい枷を加えることで人間を選別し、残った者に拡販を担わせて、利益の追求をはかっているのだ。
こんなことを考えると、昨年のダイブマスターの挑戦は、ぼくの年齢では最後のチャンスだったんだと胸をなでおろす。
Creme D' Cocoa - I Will Survive
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