初冬から春にかけてを花どきとするサザンカ、ツバキ、ヤッコソウ、ビワなどは鳥媒花。
鳥類を利用して受粉する。
メジロ、ヒヨドリなどの鳥たちが訪れ、長いくちばしをさし込んで蜜を吸ったり、花粉などを食べたりする機会を利用している。
だから花も鳥が止まりやすいよう花器は固い。
サボテン、トケイソウ、パインナップル、ザクロ、ユーカリなどの花も、花粉をつけた鳥たちがやってきて、花粉の媒介者として一役をかっている。
こうした花は、虫が受粉の媒介者である虫媒花に比べて花期が長く、そのほとんどが日中に咲き、薄めの蜜を大量に出す。
そして匂いはほとんど無い。鳥の嗅覚が鈍いためだ。
鳥媒花の植物の花は、8割が赤い。花には模様が無いものが多い。
鳥たちからすぐ目につきやすい燃えるような赤い色や鮮やかな黄色をしており、花びらを大きく広げている。
また花びらの中心部にかけて筋や斑点があり、これによって蜜のありかを鳥たちに伝えている。
花の奥深くにある蜜腺と大切な胚珠は、鳥のくちばしの先で傷つけられないようにしっかりと保護されている。
接写した花の写真には感動を覚えないという人たちが多いだろう。
単なるオブジェにしか見えないかもしれない。だが、花たちも鳥に見つけてもらうためがんばっている。
花の中心部にも植物たちのさまざまなドラマが潜んでいる。
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