U2アルバムジャケットとして使用された一枚の海の写真。
ご存じ杉本博司氏のカリブ海(ジャマイカ)の写真だ。
東京及びニューヨークが活動の拠点。
その作品は、厳密なコンセプトと哲学に基づき作られ、8×10の大判カメラを使った見事な仕上がり。
海外の現代美術のオークションカタログには、しばしば、彼の作品が登場する。
何度見ても勉強になる。
「海景」シリーズは、日本をはじめ世界各地の海をモノクロームプラチナプリントで仕上げた作品。
構図は、水平線をセンターに捉えたほぼ同一構図。
水平線と雲のない空。皆一様に穏やかな海だ。だが、その表情は、撮影した海によって異なる。
ネットとかで彼の写真を見ることができる。だが、本物を目にした時の感動とは異なる。
移り変わりゆくものを排除した結果、残された心象は空と海の境。
写真からまだ見ぬ海の向こうへの憧憬が湧き上がってくる。
見えざる水平線は、見える水平線よりもはるか彼方にあった。 三島由紀夫「天人五衰」
後半は一転して「床のしつらえ」。
「味占郷」のベースとなるのは婦人画報で連載中の「謎の割烹 味占郷」。
12月23日まで開催されています。おすすめします。
ご訪問&最後まで読んでくださりありがとうございます。
お帰りの際、ひとつクリックお願いします。
お手数かけてすいません。
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村