会社が終わってジムからの帰り道。駅前の広場の駐輪場でチャリに乗ろうとした時、多くの人がスマホを掲げて空を見ているのに気が付いた。
・・・そうか、今夜は中秋の名月。。コンビニでダンゴでも買って帰ろうか。。。
最近のスマホは進歩が著しい。超高感度が必要な夜景の写真とかも、きれいな画像を写し出してくれる。バカにはできない。というか、ますますデジイチカメラの出番が無くなってくる。高感度のノイズとブレで泣いた写真は、もう昔の話なのかもしれない。
ところで、空を見上げる人々に混じって、一人だけ固まって動かない女性がいた。ぼさぼさの髪の毛・・・とか書くと季節外れの怪奇譚だが、実はそうじゃない。
案山子だ。
この3連休は一歩も外に出なかったので、案山子が駅前の広場にディスプレーされている経緯はわからない。案山子に名月。組み合わせとしては、これぞ懐かしのニッポンという感じで悪くはないのだが、なんせモダンな案山子だ。
赤い模様の入ったワンピース。朝の出勤の際、それを見た時は一瞬、狂女かと見間違えた。スズメたちも、怖くて近づけやしないだろう。都会の案山子。寂しい思いしてはいないか。。
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