旅行好きの女性に連絡してみたが、「日本は新型コロナウィルスに騒ぎすぎじゃない?」とのこと。ほんとにそうだろうか。
2002年11月に中国広東省仏山市で発生したSARS。その後、香港、台湾などから感染した人の移動によって、世界中へ運ばれ拡大した。今回の新型コロナウィルスでは、台湾政府の動きは早く、台湾の人々の自衛意識も日本人のそれと比べてけた違いにも高い。
台湾政府は、中国人観光客の入境を2月6日から全面禁止。中国と結ぶ直行旅客機および客船の運航を大幅に制限。クルーズ船停泊も原則禁止に。
過去2週間以内に中国、香港、マカオへ渡航した外国人も入境禁止。SARSの教訓を生かした政府の動きの早さ、そしてTVメディアを使って手の洗い方を教えるなど国民への周知の徹底で、感染の拡大も最小限となっている。
レストランの入り口では、民間レベルで手のアルコール消毒が推奨されており、ホテルのクロークでは体温チェック。台中・台北の街の中はマスクをする人がほとんどで、してないのは日本人の観光客ぐらいのもの。。
台湾政府はマスクの輸出禁止措置をとり、国内で生産されるマスクを政府がすべて買い上げているという。現在は国民が買えるマスクの枚数を制限して、転売できないようにしており、転売には厳しい罰則を設けられているらしい。14日には台湾の厚生省にあたる衛生福利部が日本への渡航について、警戒レベルを「注意」に指定。
一方、日本の政府は中国への忖度重視。対策はすべて後手後手だ。
不要・不急の旅行・外出は、控えるべき。感染しない確率よりも、感染した場合の損失の大きさを考慮すべき。ぼくたちは自らの手で自分自身を守らなければならない状況にある。
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