アメリカ人が肥満する1番の原因はポテトチップらしい。
(Dariush Mozaffarianら、New England Journal of Medicine 2011年6月23日号)
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1014296#t=abstract
アメリカの健康な成人男女は、4年あたり平均で1.52kgずつ体重が増加。この体重増加は、その約半分767g分がポテトチップスによるものとのこと。
さらに、ジャガイモ(581g増加)、糖分入りの飲料(454g増加)、未加工の肉類(431g増加)、ハムなど加工肉(422g増加)などが要因として続く。
また、1日1杯飲むアルコールは186gの増加要因になる。
以前、足を骨折した時に入院した外科病院で一緒になった輸入食品の商社マンは、東洋と西洋の女性を見比べて、「ジャガイモ料理はデブの招く最強の食文化」と言っていたが、上のDariushらの調査結果を見れば納得のような気もする。
ただし、じゃがいもには、「コレシストキニン」という満腹ホルモンを分泌させる作用があると言われている。この作用によって満腹感が長時間続くとも。
こちらの情報は、シドニー大学の研究グループが開発したサティエティー・インデックス(Satiety Index)。
http://www.diabetesnet.com/food-diabetes/satiety-index
カロリー消費量と満足感の関連をランク付けしたものだ。繊維質が多く、量の割にカロリーが低い食品ほど、早く満腹感が得られる。
・・・ジャガイモは323%。食パンやパスタ麺の約3倍、白米や玄米の約2.5倍だ。
つまり、ジャガイモは調理方法によっては、肥満を防ぐ最適の食材であるが、油で揚げたりと調理方法を間違えば、おいしすぎるが故の最悪な食材といえるのかもしれない。
(写真は「lamp lightじゃがいも」さんの自家製ポテトチップス)
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