tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

不思議な関係

2017-07-26 22:59:43 | プチ放浪 山道編

ヤクシマザルは屋久島(鹿児島県)に固有のニホンザルの亜種。通称ヤクザル。
体長45~60cm。本土にいるサルと比べると、小型でずんぐりしており、体毛は灰色。群れの頭数は小規模。
ヤクザルはニホンザルの分布の南限だ。頭数は、1999年の調査で15,000頭ぐらい。人なれして近づいても逃げないが、目が合うと威嚇してくる。
屋久島の主な動物は、このヤクザルとヤクシカ。ヤクシカもニホンジカの亜種で、ひとまわり体が小さい。ヤクシカは警戒心が強いのか、レンズを向けると素早く逃げてしまう。

子育てのシーズンなのでチビ猿もよく見かける。屋久島は食べ物が豊富なのだろう。北国のサルに比べて余裕が感じられる。ガサガサとリンゴツバキの枝を揺らす親子ザル。
赤いリンゴツバキの花を次から次にむしっては、蜜をなめている。。。
木の下にヤクジカの親子。ヤクザル落とすツバキの花を食べている。
実際、シカが増えて食べ物が少なくなった西部地域では、サルのおこぼれで暮らしているらしい。
ヤクザルとヤクシカ、ちょっと不思議な関係。


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屋久島

2017-07-25 22:52:47 | プチ放浪 山道編



屋久島に世界遺産登録されたは1993年。それから現在まで24年たつ。
登録された当時は、山岳部の利用者は推定1万人。しかし、平成元年の高速船就航で登山者は10万人へ。
観光客が予想以上に増えたのも想定外だったが、世界遺産地域内でヤクシカの被害が増大。急速な植物希少種の減少が起こったのも世界遺産登録による負の影響だった。

この10年で宮之浦岳の登山者数は横ばいであるものの、縄文杉、白谷雲水峡の登山者はそれぞれ3倍となった。
ただし、近年の離島率を見れば、ここ20年の全国離島人口減少率は13%であるのに対し、種子島では20%と大きく、その一方で屋久島の人口は現状維持を続けている。

屋久島の就業人口は、過去35年間で同水準。一次、二次産業の落ち込みを三次産業で吸収しているのが特徴だ。宿泊施設、レンタカーの台数は3倍に、そして観光ガイドは8倍に。

屋久島に一番最後に訪れたのは2006年。当時お世話になったガイドさんたちが、あいかわらず元気でやっているのを見るとほほえましく感じる。その一方で、店もたくさんあって賑やかだった旧屋久町が今は人がいなくなって閑散とした印象を覚える。宮之浦への集中なのだろうか。日本のどの田舎でもそうだが、シャッター商店街同様に閑古鳥が鳴いている感じ。人口増加時代が終わったことで、明らかに国内観光客が減っているように見受けられる。
その一方で、欧米の外国人観光客が町中をぶらついている。彼らは長期滞在型。いったい彼らは何を楽しんでいるんだろう。
屋久島もインバウンドの増加を見込んで、彼らのニーズに合わせるために変わらなきゃならなくなりつつある。


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きっと涙は苦いんだ

2017-07-24 21:52:23 | プチ放浪 海沿い編

人は海水では生きられない。
海の水には約3%の塩分が含まれている。海水を飲むと、海水中の塩分が体内に吸収されて血液中の塩分濃度が上昇。尿が次第に出なくなってしまい、塩分や尿素、尿酸をはじめ老廃物も排泄できなくなるから血液の恒常性は崩れ、生命の危機が訪れる。

一方、ウミガメ。爬虫類や鳥の腎臓は、哺乳類ほど高性能ではない。涙腺や鼻腺から塩分を体外に排出している。腎臓は塩分を体液以上に濃縮する機能を持っていない。

ウミガメの涙。彼女が流しているのは涙ではなく、塩分をふくんだ粘液。ウミガメの場合、目に塩類腺という器官があり、そこから絶えず塩分をふくんだ粘液を排出している。上陸したときには、眼球の乾燥をふせぐ役割もある。

昔のスリー・ディグリーズの歌に「にがい涙」って曲があった。
♪見てたはずよ あたしの気持ちが あなたの方へ傾いていくのを
確かめたわけではないが、きっと、ウミガメの涙は苦いにちがいない。

塩類線はウミガメ以外にもついている。ペンギンの場合は、目元ではなく鼻。鼻水が噴射されているように見えるのが特徴。水族館などで陸に上がっているペンギンが、時折、頭を振って霧状の鼻水を飛ばしている姿が見られるが、これが塩類線から粘液を飛ばしている。




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涙はにがいかしょっぱいか

2017-07-23 22:19:38 | プチ放浪 海沿い編

屋久島の田舎浜。まだ明けきらない海に向かってタイムラプス写真を撮っていた時のことだ。
遥か後ろの砂浜で、岩がかすかに動いているような気がした。
何しろ、西の水平線には厚く雲がかかり、沈みゆく満月は雲の陰。ほのかに白く光る水面も、シャッター速度を5秒ほど取らないと光を定着できない。
背後の砂浜はまだうす闇の中。

なにかが動いている気がして振り返った。ウミガメに似た岩がじわじわと動き出している。
まさかね。こんな未明に産卵?
・・・産卵を終えたウミガメだった。彼女は海に向かって一生懸命、砂浜を進んでくる。
問題は、その途中にあるタイムラプス撮影中の三脚とカメラ。
もちろん、写真よりも彼女が優先。撮影を中止して、彼女が安心して帰れるよう遠くへどいてあげる。
途中、涙目の彼女と目が合った。産卵おつかれさま。来年も元気な卵をいっぱい産めよ。。


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土曜日のジャガイモ(147)

2017-07-22 22:16:40 | 料理のサイエンス

期間限定の夏ポテト 紀州の南高梅。夏とれたての新じゃが。
毎年この時期に発売されてる夏の恒例商品で、待ちわびるファンも多いらしい。
さっぱりとした梅テイスト。紀州産南高梅の梅肉パウダーとして0.3%使用。
夏に合わせた(?)波カット。ザクザクした歯応えが心地良い。
ポテトの旨みと微かな甘みのある味わい、そして梅干の酸っぱい味のハーモニー。
発売を待ち焦がれるファンがいるというのも分かるような気が。。


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