桜も終わったのに河口湖の周辺は混んでた。それもインバウンドお客ばかり。
彼らにとって、最大の観光ハイライトはやはり富士山。あこがれの観光スポットであり続けているようだ。
ぶらぶらと歩いていたら、河口湖駅の近くで中国の若いカップルに道を聞かれた。
きっと新婚旅行なんだろうな。どうやらネットで予約したゲストハウスの場所がわからないらしい。
それにしてもよく道を聞かれる。カメラを手に持ってるから、ぼくも観光客とわかってるはずなのに。。
袖触れ合うも・・・なので、スマホの地図で探してあげる。
宿はすぐ近く。歩いて5分。一緒に場所を探してあげたら、たいしたことじゃないのに無茶苦茶喜んでくれた。
人間味が無くて、コミカルなピエロが好きだ。
人に聞くとみんな怖いとか苦手とか言うけど、なんか心惹かれてしまう。
ピエロも含めて大衆芸能ってやつが好きなんだろう。
奥が深く多くの逸話がありそうだから。自分の悲しみはおどけた動作で隠す、涙はペイントで隠す。その内面と外観のつくろいが心を打つのかも。
大道芸のパフォーマーたち。今年も元気で会えた人たち。そして今年は会えなかった人たち。
彼らにもいろんな人生があって、それぞれのドラマを生きている。
また会いたいな。
たぶん、ウ・チャオさんの中国雑技芸術団とは違う団体なのだろう。
中国雑技団の張海輪さん。
変面から鞭芸、そして椅子倒立芸のすご技。最後はサービスで壺芸。
椅子倒立芸では、一番下には4本のビン。その上に次々に椅子を積み重ねてそのテッペンでアクロバット。風の吹く中、広角レンズでようやく入りきる高さだ。命をかけたバランス芸。
彼は6歳の頃から雑技をしているという。年齢は不詳だが、30代前半とすると、この道約30年。
全くぶれずに励んできたことになる。その間、一度も失敗はしてないという。
雑技にかけた人生。その技がある限り、体一つで世界中どこでも生きれいかれる。
ぼくが6歳だった時は、自分の人生なんて何にも考えてなかった。
ましてや今の仕事をクビになれば、なんのとりえもないから、たちまち食うに困ってしまう。
平和ボケだよね。まあ、反省はするけど後悔はしていない。
世界で活躍中のKANAさん。実は彼女のパフォーマンスを初見。
フープと帽子を使ったダンスパフォーマンス。超実力派だ。
その世界観に観ていてひきこまれてしまった。
彼女のHPを見に行ったら数々の受賞歴が記載されていた。
https://www.performer-kana.com/
彼女のパフォーマンスなら、パリのナイトショーでも見劣りすることはないと思う。
あれ?あの身のこなし。しなやかな下半身と体軸。鍛えに鍛えたインナーマッスルによる動き。
体がまっすぐな状態で思い切り足をけり上げる、クラシックバレエにも似た身のこなしだ。
・・・于涛(ウ・チャオ)(Yu Tao)さんかあ。
こんなYOKOHAMA大道芸・中国雑技団もいい。
いつも超エースの彼女が、イスを高層に積み重ねてのバランス技を見せてくれていたが、彼女のファンのぼくとしては、できることならあんな危険なパフォーマンスはしてほしくなかった。
今年は安心して彼女の笑顔を堪能できた。
ファンとして、彼女の出番が少なくなるのは痛しかゆし。それでもハラハラドキドキするよりもいい。
変面で彼女の笑顔が半分出てきたとき、今年は会えないかと思ってがっかりしていたが、顔を見れてうれしかった。
来年もまた。。