「この湧き出る力・・・ スゲーぜ、自分!」
サイバトロンの若き戦士、ロードバスター(SC-04、ロードバスター、2625円)はプライマスの力により新たな力を手に入れ、パワーアップを遂げたでござる!
が、その姿は青から緑に変わっただけの色変えパワーアップなのでござるよな。
今宵はサイバトロン武闘家、ロードバスター・ワイルド(SC-24、ロードバスターW、2625円)の紹介でござる!
本品は2004年展開の「トランスフォーマー スーパーリンク」商品として販売されたロードバスターの成型色変更品でござるが、流石に国内でのお手軽な色変えパワーアップ商品だと売れ行きが悪いと感じたのか本品にはクリアオレンジで成型されたエナジーアックスとエネルゴンスターが付属しており、ロードバスターと同じ販売価格をキープしたお買得商品なのでござる!
日本版商品はエネルゴンウェポン付き商品でござるが、SC-04版と同じく電子ギミックが削除されているでござる。
カラーリングは民間仕様から軍用風の4WDに変更されており、違和感の無いカラーリングでござる。
商品ギミックは本来であれば3連ライト部に単4乾電池2本(?)を収納し電子音が鳴るはずでござるが、スーパーリンク商品の日本販売品は電子ギミックが削除され販売価格を抑えられているでござる。 おそらく、右側の機関砲が電子音用の作動スイットを兼ねていたと思われるでござる?
左側のリニアブラスターはスプリング式でミサイルを発射するでござる。
まあ、本品(海外名、アイアンハイド)の電子音が何か分からないでござるが、射撃音やエンジン音であれば削除する必要は無いと思うのでござる・・・ が、英語のセリフだったり、自分の名前を紹介するのであれば、新しく日本語のセリフにするよりも削除してしまうほうが安上がりでござるよな。 (笑)
そう! スーパーリンク商品は日本名と海外名が違いすぎるのでヤヤコシイのでござるよ。
なお、付属のエネルゴンウェポンは余剰パーツにならず、ヴィークルモードでも取り付けが可能でござる。
ロボットモードのカラーリングは如何にも正統派主人公な配色からワイルドな脇役系カラーに変更されたでござるが、4WD系のボディでは違和感が無いでござるな。
まあ、赤・青・白・ワンポイントの黄色の所謂正統派主人公風カラーのトランスフォーマーは日本側主体で製作された場合に登場する配色で一見主人公らしいのでござるが、シリーズ後半には真の主人公に食われてしまう事も多く、ロードバスターWもシリーズ後半のパワーアップではロードバスター個人ではなく、5人まとめてのドラマチックな演出は無く、商品販売の為に序でにパワーアップした感じが強いでござるよな。
前作のマイクロン伝説も同じで色変えパワーアップ組のパワーアップは身金型・新設計パワーアップ組よりも手抜き感が隠し切れないので日本では評判はよくなく、劇中に登場していても日本未販売になる事がおおいでござるよな。
まあ、設定上はイロイロとパワーアップしているらしいでござるから色変えパワーアップは便利な設定でござるよな。
しかしまあ、本品はメガサイズ商品なのでボリューム感と付属のエナジーアックスの御蔭で手持ち武器の無いロードバスターWは見栄えの良い商品に仕上がっているでござるよな。
まあ、拙者としては本品はロードバスターのパワーアップ版ではなく別人として販売してもらいたかったのが本音でござる。
さて、サイバトロン・スーパーリンク商品最大の特徴は共通合体ジョイントを用いた他商品との上半身・下半身と交互に使い分けた上下合体で、上半身担当者が主導権を握りスーパーリンク〇〇と名乗るでござる。
劇中でのロードバスターWは同じメガサイズの副司令官・スカイファイヤー・ソニック(SC-25、スカイファイヤーS、2625円)と合体例が多かったでござる。
なお、劇中での合体例は無いでござるが、ロードバスターWのカラーリングを考えるとオーバードライブ(SC-18、オーバードライブ、2625円)の方が似合っているのでござるよな。
スーパーリンクロードバスター・ワイルド
一応誰と合体しようともロードバスターWが上半身になればスーパーリンクロードバスターWで、オーバドライブとの合体では防御力が上昇するでござる。
商品上のギミックでは腰部に装備されたオーバドライブのミサイルランチャーを使用できるので攻撃力がアップしたとも云えるでござるな。
なお、スーパーリンクによる合体はパートナーにより合体後の能力が変わるそうでござるが、数値設定は存在しないでござる。
設定上ではロードバスターが下半身を担当すれば火力アップするらしいでござるが、商品上はリニアブラスターや機関砲が後向きになるのでイマイチ説得力はないのでござるよな。 (笑)
まあ、軍用カラーのロードバスターWは、正統派主人公風なロードバスターよりも地味でぼざるが、そのぶん落ち着いたカラーリングなのでイロンな意味で成長したことを表しているようでござるが、海外設定(エネルゴン・アイアンハイド)だと深い意味は無いようでござるな。
コレも日本人と欧米人による色彩感覚の違いのようでござる?