ごきげんようでござる!
劇場版メガトロン様3連発!目は、テレもちゃ的に最強!最悪!のディセプティコン・メガトロン(BASIC、メガトロン、2625円)でござる!
ベーシック・シリーズは購入層を5~8歳の低年齢層ターゲットを絞り、変形の簡略化と部品数を減らして、商品強度を上げた商品でござるが、何故か日本では「テレもちゃ」と連動企画となり、テレもちゃ付属のDVDに集録されたオリジナルストーリーに謎のヴィークル軍団として登場することになるでござる。
う~ん・・・ 強引と言うか子供騙しというか・・・相互タイアップでござるが・・・ 販売体制の不備というか・・・販売戦略を間違えたというか・・・双方とも共倒れ感の強いシリーズでござる。(笑)
まず・・・ 謎のヴィークルモードでござるが、変形の簡略化と安全対策の御蔭で劇中とは異なる・・・ 否!同じなのでござるがアレンジが異なるために別物に見えたりするでござる。
その御蔭か説明書(SPファイル)には宇宙船と記されているでござる。
・・・なるほど・・・某SDF-1・・・すごくデッカイ船風に見えるでござる。
しかも、テレもちゃ付属DVDの説明では、宇宙要塞と説明されているでござる!
う~む・・・ やっぱりセイバートロンジェットと子供に説明するよりは、見たまんまの宇宙船なり要塞艦マクロス・・・ 否! 宇宙要塞と呼ぶ方が解りやすいのでござろう。
しかし・・・ 本品は航空機を思わせる機首部に折畳み式の前輪が装備されており、膝部にある車輪で転がし走行は可能でござる。
カラーリングは玩具らしい配色となり劇中のイメージが全く無いでござる。
しかし、劇場版メガトロン様で唯一首を収納しているので許そう!
が・・・ヴィークルモードでは構造上、ミサイルを発射できないでござる。
う~む・・・ 何だかダメダメな商品のようでござる・・・ 拙者も本品の購入を後回しにしていたでござるから・・・知らないうちにセールに成っており半額以下で購入できたでござる。 (笑)
まあ・・・ 子供は正直だから、このヴィークルモードでパッケージングされていたらカッコイイ等とは思えないでござるな。 ・・・早い話、日本版パッケージはヴィークルモードでパッケージングした事で失敗したのでござるな。
そう・・・ 本品は人気の無さで、余り知られていないでござるが、ロボットモードの造形は、ヴィークルモードのように悪くは無くベーシック・シリーズではソコソコ良かったりするでござるよ。
劇中と同じ用に翼は背中に折りたたまれており、頭部はカラーリングの御蔭で損をしているでござるが、劇中に一番近いイメージが有るでござる。
しかも、喜ばしい事に胸部にディセプティコンマークがプリントされているでござる。
やはり、リーダーたる者、軍団マークのひとつは誇示するべきでござる。 うん!
両腕に装備されたミサイルは押し出し式で発射される為に飛距離は出ない安全設計であり、何故か説明書に記載されない腰部のスイングギミックも健在でござる。
そう・・・ 本品はロボットモードでは商品的に悪くないのでござる。
コレは完全に日本側の販売戦略の間違いで、本品を玩具ぽくし過ぎた為に連動のテレもちゃ・ビーストウォーズとの完成度に格差が生まれ、態々完成度の低いヴィークルモードを前面に押し出した事で購買意欲を失くす原因を作ったでござる。 また・・・テレもちゃ自体も無駄にデカくスカスカな箱の為に購買意欲を失くす原因となったでござる・・・
コレがもし、双方共通デザインの程よい大きさのパッケージでベーシック・シリーズもロボットモードでパッケージングしていれば不良在庫とならなかったハズでござる。
そう・・・特に劇場版メガトロン様は、デザインで失敗(?)している上にカラーリングが追い討ちを掛けている感じが隠せないでござる。
素直に劇中カラーリングにしていた方がまだ善戦していたとおもうでござる。
しかし・・・ トランスフォーマーファン相手ならばそれですむでござるが!
子供相手にした場合は、サイフを握る「お母さん」に気に入られなければいけないでござるよ。
気持ちの悪いデザインの商品を「お母さん」が子供に買ってくれると思うでござるかな?
そう・・・ イケメン俳優を起用した仮〇ライ〇ー・シリーズが売れている理由はソコにもあるでござるよ。 だから、気持ちの悪い怪人は登場しなくなったでござる。 (笑)
現在日本で売られている劇場版メガトロン様はEZコレクション(②、メガトロン、500円)を含めて4種類で、其々に変形パターンが異なっているのが面白く、不人気な商品を乱造したと言われないような玩具側デザイナーの苦心がしのばれるでござるな。 偉い!
まあ、コレが中国のみで設計販売されたならば、全部拡大コピーや縮小コピーになることでござろう。 (笑)