ごきげんようでござる!
「超速変形 ジャイロゼッター」はスクウェアエニックス企画のトレーディングカードアーケードゲームを中核とするメディアミックスで、拙者の地元でもゲーム筐体は置かれているものの、TVアニメは放送圏外でござる・・・
が、Gyao!の公式配信で1話・2話を確認したでござる。
TVアニメは最近のロボットアニメとしては珍しく正統派(?)だったりするでござるが・・・ 如何も拙者的には小学生が車を運転するだけで拒否感がでてきてしまうのでござるよな。 (笑)
そう、いくら主人公を視聴者年齢層に合わせて共感をもってもらおうとする制作思想は理解できるでござるが、わざわざ子供に危ない真似をさせて大人が後ろで見ているだけな作品って共感がもてないのでござるよな? この点については、子供向け作品に過保護な米国人思考と共感できたりするでござる。 (笑)
それと、もうひとつ・・・ 昨今では玩具でも完全変形可能なロボットデザインがあたりまえなのの、久しぶりに何処を如何変形すればロボットに成るのだろうというデザインに加えて、搭乗者が乗ったままの変形では、大きさ的に何処にコクピットが移動してしまったのか等など突っ込みどころ満載な嘘デザインなのでござるよ・・・
アニメ本編でも変形シーンは誤魔化していたり、大きさがイマイチ把握できていなかったりと矛盾や説明不足があるでござるが、とりあえず勢いで誤魔化している良くも悪くも正統派ロボットアニメらしい作品である事は評価したいでござる。
でもね・・・ 拙者的に、一番納得いかないのが、同じTVアニメ放送圏外である拙者の地元に「トランスフォーマー プライム」の玩具が置かれていないのに「ジャイロゼッター」の玩具が置かれていることなのでござるよな!
嗚呼。悔しい!
でも、変形ロボット玩具研究家としては変形システムが気に成っちゃう・・・
ちゅー事で、バンダイより2012年10月に販売された廉価版商品である、モーフィングミニカーシリーズのアルカディア ライバード(MM-01、アルカデア ライバード、880円)を買っちゃったでござる!
ジャイロゼッターとは人工知能を搭載したロボットに変形するエーアイカーで、主人公機のライバードは架空の自動車会社アルカディア製のスポーツカーでござる。
本品はカーモードを重視した廉価版商品で、縮尺スケールは公表されてないでござるが、一般的に認知されるミニカー並みの大きさで設計されたプラスチック製商品で、パッケージもミニカー玩具らしいブリスターパックでデザインされているでござる。
商品はプラスチック丸出しのボディでござるが、分割線が目立たず雰囲気が良いカーモードでござるが・・・ ひっくりかえせば、オイオイとツッコミを入れたくなるコレじゃない単純変形仕様まるわかりな商品だったりするでござる。
確かにロボットモード最優先のデザインで、カーモードから如何ロボットモードに変形するか楽しみだったのに・・・
ご自慢の超速変形は、車体の中にロボットを収納している変形方法なのでござるよ・・・
なるほど、モーフィングミニカーシリーズもラピッドモーフィングシリーズ版(RM-01、アルカディア ライバード ハイパースペック、3129円)も基本は同じでござるし、アニメ作画で変形シーンを誤魔化したくなるのも納得できるでござる。 (笑)
確かに膝部分からの脚部収納や分割には工夫がみられるものの、全体的には1990年ごろのマイクロトランスフォーマー並みの設計思想でござるよな?
せめて、車体前部をマント風に見せるとかのアレンジをするべきでござるが、後ろに隠しているだけなのが最新玩具にあるまじき設計思想でござるよ。 (笑)
しかも、いまどき両腕にボールジョインを使用しなかったり、塗装部分が少なかったりと販売価格に見合っていない商品なのでござるよな?
そう、バンダイなら500円の食玩レベルで販売できそうな商品でござるが・・・
おそらく、企画がスクウェアエニックなだけに販売戦略や版権料が上乗せされている販売価格なので、一昔前の商品くさいのでござろうな? (笑)
まあ、ジャイロゼッターのロボット自体が色数が少ないデザインなので、製造コストを抑えた商品でもあるでござるよ。
主人公の口癖である「ゼツボー的〇〇!」も、使い方を間違っているが、いろんな意味で皮肉に感じるでござる。 (笑)
とりあえず、拙者はタカラトミー玩具派のコレクターであり、「超速変形 ジャイロゼッター」をカードゲームがらみで全体的に支持する訳でもないでござるが、ロボットアニメ好きな立場から言わせてもらうと「頑張ってくだされ!」としか敵に応援できないでござる。
トランスフォーマーにはライバルが必要でござるし、日本ロボットアニメ界の活性に繋がれば良いと思うでござる!
まあ、タカラトミーが企画に参加していたら、ライバードって喋れていたはずでござるよな? (笑)