ごきげんようでござる!
今やエコカーの代名詞となったハイブリッド車ののトヨタ プリウスは多数のメーカーよりミニチュアカーが販売されていたりするでござるが、変形ロボット玩具だと日本展開のメーカーのみに限られてしまうでござる?
世界規模で見た場合、まだまだ日本車の変形ロボット玩具では勝負にならないのでござるかな?
今宵は、日本展開で販売された2台のトヨタ プリウスを比べてみるでござる!
先ずは現在TVアニメが絶賛放送中の「超速変形 ジャイロゼッター」より廉価版モーフィングミニカーシリーズのトヨタ プリウスアルファ(MM-03 トヨタ プリウスアルファ、880円)でござる!
本品は2012年10月にバンダイより販売された商品で、拙者的には「超速変形 ジャイロゼッター」商品では2体目になるでござる。
TVアニメ本編では、稲葉りんねが運転するエーアイカーとしてレギュラー出演するメインキャラの1台でござる。
拙者的に小学生が車を運転するのは如何なものかと思うのでござるが、自動車が売れない昨今、自動車販売につながるTVアニメとのタイアップは何かしらあってもあっても良いとおもうのでござるよな?
まあ、だいたい車の購入動機なんて勢いでござるからイメージ作りは大事でござる。 (笑)
さて、本品はプラスチック感まるだしの如何にも廉価版商品らしいミニカーで、塗装部分も最低限でござるが、なんとかトヨタのエンブレムは視覚できるでござる。
海外販売の何かしらマーキングが追加された車体に成れてしまうと物足りないでござるが、実車だと普通の日本人感覚では無地の車体の方が良いのでござるよな。 (笑)
ロボットモードの変形は相変わらず簡易で、ソレは無いでござろうとツッコミを入れたくなる超速変形でござる。 (笑)
まあ、ロボットのデザインは看護婦をモチーフにした女性型でござるが、もともと車からの変形工程を無視してデザインされた商品なので、無理やり変形させると本品のようなアレンジになってしまうという代物なのでござる・・・
商品は劇中と異なり、外装を纏っていたり、専用武器が無かったり、大腿部が黒かったり、身長差を再現していなかったりと散々でござるが、拙者的には大腿部が黒い方が良いのでござるよな。
本品の大きさだと、白いボディは余計にチープ感が増すので、黒のアクセントは必要なのでござるよな。 (笑)
なお、商品の可動範囲は狭く、股間のボールジョイントで足幅が横に広げられるも、前後には動けず、狙って制作されたであろうEDの例のダンスは再現できないでござる・・・
プリウスアルファの看護婦をイメージした白いボディは悪くはないでござるが、アヌビア(MM-11、アルカディア アヌビア、880円)を含めたレギュラーメンバー5体中の2体が白いボディでイメージカラーが被ってしまう事が残念でござるよな?
しかし・・・ 稲葉りんねを演じる声優の井口裕香嬢の今季アニメではジャイロゼッターだけではなく戦車まで操縦しちゃうでござるから、大変だ~と思うのと役の演じ分けが違うのとで声優のプロとしての演技に関心させられるでござる。
やはり、声優はプロが演じるモノで、いくら主題歌を歌い本人役で登場しようとも素人は場違いでござるよな! (笑)
さあ! お次は期待の新ブランド、ミニカー界の老舗、アガツマが世に送り出した「ダイヤロボ」シリーズ第2弾のトヨタ プリウス(ホワイト)(DR-0010、トヨタ プリウス(ホワイト)、819円)でござる!
本品は2012年11月に同時販売されたトヨタ プリウス(レッド)(DR-0008、トヨタ プリウス(レッド)、819円)、トヨタ プリウス(タクシー)(DR-0009、トヨタ プリウス(タクシー)、819円)のカラーバリエーションで、故意か偶然かジャイロゼッターのトヨタ プリウスアルファと同じ白いボディだったので、比較目的で購入したでござる。 (笑)
さて、本品は相変わらず車体前面塗装仕上げのプラスチック製ミニカーで、縮尺スケール未表示ながら完成度の高い商品でござる。
大きさ的にはプリウスアルファと粗同じくらいでござるが、若干プリウス(ホワイト)の方が大きく分割線が目立つでござるが、完成度も全然異なるでござる。
ヴィークルモードでは転がし走行しかできないでござるが、商品サイズ的に特別なギミックが無くとも問題ないでござる。
本品のロボットモードはイーグリウスと呼ばれるビーストタイプのダイヤロボで、奇襲型のイーグルタイプでござる。
本品をイーグルタイプと呼ぶには多少強引でござるが、専用頭部を交換したプリウス(レッド)がプテラノドンで、プリウス(タクシー)がカラスだったりするでござるから、あいまいなデザインで翼竜も猛禽類も同じ金型で再現してしまう本品は、ある意味合理的で成功なのかもしれないでござる? (笑)
しかしまあ、本品のヴィークルモードでは未塗装部分の成型色との色合いにギャップを感じるでござるが、ロボットモードでの色合いに違和感が無いのは流石でござるよな。
さて、イーグリウスのキャラクター設定は上空から音もなく襲いかかる奇襲型イーグルタープで、空中での接近戦が得意だそうでござる。
空陸を支配できるダイヤロボとしては侮れなく存在でござるな。
ただ・・・ 本品の基本設定が商品上(パッケージ及び説明書)に記されておらず、アガツマの公式ホームページ上などで確認しないといけないのが残念でござる。
TVアニメに頼らないオリジナル玩具商品でござるから、パッケージ情報は必要なのでござるよな?
昔の玩具には、たいてい商品の世界観や商品情報が載せられたミニカタログが付属してワクワクさせられたものでござる。
情報過多の時代とはいえ、ミニカタログくらいの付属品が欲しいでござるよな。 (笑)
なお、本品は販売価格的にも大きさ的にも似たような商品でござるが、完成度はダイヤロボの方が断然高く、販売価格以上の完成度を誇り、ジャイロジゼッターは残念ながら販売価格に見合わない完成度でござる。
やはり、TVアニメ等の版権料が販売価格に上乗せされている分、ジャイロゼッターの製造コストは低いのでござろうな?
これで後はトランスフォーマーもプリウスで参戦してくれると面白いのでござるが・・・
国内展開のオルタニティのカテゴリーで販売されるのはちょっと嫌なので新シリーズに期待したいでござる。 (笑)