ごきげんようでござる!
トランスフォーマーにはテレビアニメに登場しない玩具オリジナルの商品が多々有るでござるが、トランスフォーマーの魅力は個々の個性ある登場キャラクターが設定されていて簡単な設定、世界観で戦いを繰り広げるイマジネーションな商品でござる。 これはタカラの変身サイボーグ、ミクロマン、ダイアクロン等のアニメに頼らない世界作りが生み出したSFワールドで消費者の考え方、一つで物語を作ってくオレ的設定の延長でござる。 故に、緻密に設定されたアニメキャラより思い入れが強く印象に残り愛されたシリーズでござる。
今宵紹介するプレダコン(プレダコン、2499円)も、そんな一人でござる。
本品は 、2003年にアルマダ(マイクロン伝説)商品として販売され、日本では海外パッケージのままトイザらス・ドット・コム・ジャパンにてインターネット限定販売されたでござる。
商品自体はメタルスメガトロン(D-40、メタルスメガトロン、2500円)の成型色変更(メッキは廃止してパール調の成型色を使用)にマイクロンジョイント(連動ギミックは無い)を4箇所増設しマイクロンを2体(サイドバーンとスキッズ)をセットした商品でござる。
本品は俗にアルマダビーストと呼ばれるカテゴリーでござるが、他の4体(ライノックス、チーター、エアレイザー、テラソー)はコミック版(トランスフォーマー・アルマダ#3、ジャイブより3100円で販売)に登場し、ユニクロンに捕獲され、次のシリーズ、エネルゴン(スーパーリンク)のテラーコン(インセクティコン、バトル・ラベッジ、ダイブボム、クルールロック)に転生した様な描かれ方をしていたでござる。(日本版には当てはまらない?)が、プレダコンのみ登場が無いでござるよ?
そう・・・ 商品名も他の4体はビースト版と同じ名前(本人では無いと思うが・・・)でござるが、彼のみピレダコン(ビーストウォーズ版デストロンの海外名)でメガトロンじゃ無いでござる。 しかも、アルマダ商品のキャラクターカードはシールに成っていて裏側が無い・・・スペックもモットーも書いていないでござる。
まあ・・・ デストロン所属という事は確定しているでござるが何者でござるかな?
そこで拙者が考えるにパートナーマイクロンが2体付属する事を考えるでござる。 まず、アルマダに登場する為にマイクロンジョイントを増設して成型色を変更したアドベンチャーマイクロン(MM-16、アドベンチャーマイクロン、980円)とストリートスピードマイクロン(MM-06、ストリートスピードマイクロン、980円)を1体づつセットした結果2体が余る・・・余った2体を救済するために2体のマイクロンを保有するボス的存在としてメタルスメガトロンが選ばれたのでは?(もう2体増やしてもと言う考え方は無視)
そう! メガトロンが2人いると、ややこしいのでプレダコンの名にしたとか?(じゃあ、ギャラクシーフォースのコンボイズはどうしたと言う疑問は忘れてほしいでござる。アレは日本版の考えでござるから)
さて、商品でござるが、マイクロンジョイント凸は4箇所あるので、付属のマイクロンを4箇所に合体(エボリューション)可能でござるが、脚部のローター上に取り付けられたマイクロンジョイント凸には回転軸が有るので、普通にビーストモードでの合体は固定できないでござる。 (笑)
そう・・・ ヴィークルモードと言うか・・・飛行形態であれば、ローター上に取り付けても垂れ下がる事は無いでござる! ・・・水平であればでござるが(笑)
なお、本品にはシークレットエンブレムが貼られておらず、デストロンマークすらプリント処理されていなかったりするでござる。
拙者的に深読みしてしまえば、彼はあえてデストロンのエンブレムを身に付けず、密かに戦力を蓄え、ビースト系トランスフォーマーによる新たなる新軍団であるプレダコンを結成しようとしているのではないでござろうか?
そう! あえて、設定を書かないのは「みんなで考えてね。」というサービスでござろう。 (笑)
さて、パートナーマイクロンも紹介するでござるが、コチラも残念ながら名前以外の設定はなく、彼等もコミック版の設定と同じくマイクロン(ミニコン)狩りにより捕獲され、強制的に支配下に置かれているのでござろうな?
先ずは日本では珍しいダークブラウンのベンツCLKーDTM風スポーツカーに変形するスキッズでござる!
商品はストリートスピードマイクロンのジークの成型色変更品でござる。
続いて、赤いキャデラック風スポーツカーに変形するサイドバーンでござる!
商品はストリートスピードマイクロンのオートの成型色変更品であり、名前の由来は2人ともG1サイバトロン・オートボット戦士から引き継いだようでござるが、直接的な関係のあるキャラツターではないと思うのでござる。
まあ、デストロン商品の付属品がサイバトロン名のマイクロンでござるから、強制的に支配下に置かれていると推測したのでござるよ。
さて、プレダコンのロボットモードはメタルスメガトロンと同一商品でござるから、カラーリングが変わったとはいえイメージがサホド変わらないのでござるよな。 (笑)
まあ、元のイメージが強すぎるのでビーストモードなみのイメージの異なる配色の方が良かったでござるかな?
まあ、武器も尻尾パーツであるピンチャークロー(カットラス)のみでござるから物足りないのでござるよ。
しかし、ロボットモードでの連動ギミックは無いでござるが、マイクロン合体は可能でござる!
エボリューーーション!
うむむ・・・ 一気にアジアンパチ風なデザインになってしまったでござる。 (笑)
まあ、元のデザインが強いだけにコレくらいじゃないと差別化できないのでござるかな?
なお・・・ 本品のパッケージ裏の写真は試作品を使用している為に塗装等が異なるのでござるが、変形を間違えており、尻尾パーツの接続部は腰の右側にぶら下げるのでござるが、写真では股間にぶら下げているのでござるよ・・・
そう、前シッポ状態で男らしいのでござる。 (笑)
・・・コレは確信犯でござろうか?
ついでなので、正規の変形方法では背中のローターの位置が拙者的には好きではないので、折りたたんで腰の位置に固定させた状態の写真がこれでござる!
拙者的には背中がスッキリするので、メタルスメガトロンとの差別化には調度良いと思うのでござるよ。
入手済みの御仁は是非ともお試しくだされ!
しかし、本品のパチモンくさいカラーリングには、流石は海外のセンスであると納得できるので、試しに、パチモンの証であるメッキライフルを持たせてみたでござる。
・・・違和感なし・・・チープTOYと並べても全然OKでござる。
拙者的には彼に、「パチモン大王」の称号を与えるでござるよ! (笑)
なお、今回いっしょに写真に写っているのは丸進玩具のフリクション走行・変型建設車ロボとウイングから販売のイーグルライダー(共にオープン価格?)でござる。