吉備人出版で打ち合わせし、「おかやまの歌舞伎」の原稿を遂に入稿
私も参加している「おかやま・歌舞伎・観る会」の赤木慎平代表委員が、2005(平成17)年に岡山日々新聞に「おかやま歌舞伎考」として30回連載したものをベースに、「おかやま・宮内を中心とした江戸期の歌舞伎公演の歴史」をより深めたいと調査・研究を開始した。翌・2006年春には播磨・高室歌舞伎などへのフィールドワークも実施するなどして本格的な活動を開始した。また活動の成果を一冊の本として出版することを計画して以来、丸4年が経過した。
この出版計画は「おかやま・歌舞伎・観る会」発足10周年記念事業の内の残された一つであり、『おかやまの歌舞伎 ~備中宮内芝居を中心に~』(仮題)として発刊すべく取り組んできた。そして、そして、本日遂に原稿を入稿することができた。
今日は執筆した赤木代表委員にご一緒させていただいて、出版をお願いする吉備人出版で打ち合わせをさせていただいた。当初予定したよりも、大幅に原稿が増加するなどして心配したが、吉備人さんのご厚意で何とか頑張っていただけることとなった。連休明けまでにはとりあえずの段組をして、第一回目の校正や写真などの図版も挿入する作業へと続いていくこととなった。
この四年間まさに資料を調べ尽くして、「宮内歌舞伎」についての全貌を浮かび上がらせた、現段階で全国で類を見ないものとなっていると考える。
ご執筆いただいた赤木代表委員は心からの敬意と感謝の意を表したい。その赤木代表委員は入稿を終えてさすがにホッとした様子で、「今晩はゆっくり飲みたい」とも語られていた。
素晴らしい執筆者&出版社を得て、画期的な本が出来上がることは間違いないと確信する。「秋が到来しない」迄には、この本をみなさんにお届けできると思う。乞う、お楽しみに。