地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

いつも訪問してくれてありがとう。 「毎日が日曜日」の日々ですが、好奇心いっぱいに、ミーハー心を忘れず生きていく様や日々の思いを綴っていきたいと考えています。  是非とも、今後とも訪問をお願いします。また訪問していただいたら、足跡・コメントを残してくれたらなお嬉しいです(4桁の数字を半角小文字で入力忘れないでくださね)。 今後ともよろしくお願いします。

佐野籐右衛門

2012年05月11日 | 読書

 

『桜守三代 佐野籐右衛門口伝』、桜にかける思いの深さに感銘を受けた

 「私がここに桜というのは、いま日本全土の桜の8、9割を占めているあの気品の乏しいソメイヨシノを除いてのものを意味しているのであって、お互いの先人こんな下品なソメイヨシノを国の誇りなどといってきたものでは決してない」(櫻男・笹部新太郎)
「ソメイヨシノは接ぎ木がしやすく、成長も早いさけ、パァーと広まったんですわ。めしべは退化し、花粉も実もないんで、自生はできへん。虫も鳥もよりつきませんわ。言うたら“クローン桜”ですな。全国どこで見ても、みんな同じですのや。画一化した全国チェーンの店やコンビニエンスストアみたいなもんでっせ。わしらには面白くも何ともあらしません」(桜守・佐野籐右衛門)
 
 鈴木嘉一著『桜守三代 佐野籐右衛門口伝』(平凡社刊)を読んだ。上の文章のその本の中のソメイヨシノに関わる部分だ。私は桜が好きだと言ってきたが、これまで楽しんだ桜の多くはソメイヨシノだ。

 ただ、ある年には沖縄でヒカンザクラを楽しみ、その後北上して北海道大雪山近くの桜を楽しんだこともある。角館や津軽、大阪・造幣局の通り抜け、上野公園の桜等も楽しんだ。もちろん佐野さんのお住まいの京都の様々な桜も楽しんだ。しかし、その桜の種類については、深く思いをいたしたことはなかった。深く恥じ入っている。今後は心して桜を楽しみたいと思う。

 佐野籐右衛門さんの桜にかける思いの深さに感銘を受けた。そして桜を求めて、全国を行脚する姿に感動もした。こうした方々の努力があればこそ、桜を愛でることができるというもの。

 ところで、今朝のことだ。いつもブログを楽しませてもらっているステキな方のブログに、京都に桜見物に行き、その際に佐野藤右衛門さんの植藤造園に行き、佐野さんご本人にもお会いしたことがアップされていた。私が親しくしていただいている方も、同じように植藤造園に行き、佐野さんご本人にもお会いしたことを聞いたことがある。みなさん、すごい。

 

 さて先の方のブログには、その佐野藤右衛門さんのご著書「児童書『桜守のはなし』」のことが書かれていた。その本を読んだことがなかったので、早速今日県立図書館に行って借りて読んだ。写真がたくさん掲載されていて、改めて桜の美しさに見とれつつ、桜を守り育てるご苦労を読ませてもらった。さらには、『桜守三代 佐野籐右衛門口伝』に書かれている、接ぎ穂を口にして運んで育てたという「兼六園の菊桜」の写真も見ることができ、その文章がよりリアルになった(その「兼六園の菊桜」等の桜の写真の画像はネットから借用、感謝)。

 作家・瀬戸内寂聴さんは『桜守のはなし』のカバーに、「桜はこの人にとってはいとしい子供であり、命がけで恋こがれた永遠の恋人である。桜に男一生の夢と命をそそいだ桜守のつぶやきには、どの言葉にも深い愛と祈りと哲学にミタされている」と寄せている。

 また、これから佐野籐右衛門『櫻よ 「花見の作法」から「木のこころ」まで』(聞き書き小山豊二 集英社刊)を読み返してみようと思っている。

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早起き

2012年05月11日 | 沢田の柿育て隊

 

昨日は朝から沢田の柿の下草刈りに汗を流した、柿育て隊での統一行動だ

 このところ我が暮らしは少しだけ日程がタイトとなっており、心身共にお疲れモードに入っている。図書館から借りている本はなかなか読めず、しなければならないことが山積みしている。昨日も11時から「沢田の柿育て隊」のメンバーで、各自のオーナー木の下草や道路部分や法面などの草刈りをすることとなっていた。そして、その後13時30分からは「沢田の柿生産組合」主催の「柿の摘蕾講習」に参加させていただく予定としていた。

 私は残っている下草はみんなが集まる11時までには刈り終えておこうと思い、柿山へは9時には到着する予定を組んでいた。ただその前にしなければならないことがたくさんあり、昨日の朝は4時30分起床とした。この年になって、しかも毎日が日曜日の身でありながら、早起きが必要になるとは思わなかった。

 ともあれ早朝から頑張ったおかげで、9時から沢田の柿の下草刈りをすることができた。「柿育て隊」のメンバーの方のお兄さんからありがたくも草刈り機二機も寄贈していただいてはいるものの、機械音痴の私は機械ではなく人工、つまり鎌での下草刈りだ。

 昨日も夏日となった暑さで、汗がしたたり落ちた。それでも、なんとかみなさんが柿山に上がってこられる頃までには、我がオーナー木の下草を刈ることができた。早起きして頑張った甲斐があった。

 そして昨日の「柿育て隊」としての下草刈りは、たくさんの方が参加され、かつたくさんの草刈り機が駆使された結果として、とてもきれいに早く刈り終えることができた。感謝、感謝だ。

 そして、私は頑張ったご褒美にと広榮堂藤原店に行き、コーヒー&調布を楽しんだ。汗を流しただけに、とても美味しかった。

 

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講習会

2012年05月11日 | 沢田の柿育て隊

 

沢田の柿生産組合のご厚意で、柿の摘蕾講習に参加させていただき学んだ

 沢田の柿生産組合による、「岡山農業普及指導センター」の方を講師にお迎えしての「摘蕾講習会」は毎年開催されている。私も日程が入っていない限り参加させていただいている。その講師方は、昨日は新しい方だった。とても魅力的な女性だった。

 さて「カキの当面の管理について」として、ていねいな資料も用意していただいてお話しいただいた。その中で、二つのことを学んだ。と言っても、これまで聞いていたことではあるのだが、聞き流していたことだ。。

 私はこれまで摘蕾・摘果をしてきたが、その作業をした後にも花が咲くなどし結果として摘蕾・摘果が不十分となり「みかんを育てているの?」と言われたりもした。やはり何度か柿山に上って、摘蕾・摘果の作業が必要なことを再認識した。今年は実行しようと思う。

 そしてまた、私はこれまで「芽かき」はしないできた。今日のお話で芽かきの大切さを学んだので、今年は頑張ってみようと思う。今年の講習会では、その二つのことに、改めて気がついた。参加して良かった。ただ、その後の柿山現地での講習については、所用があり失礼させていただいた。

 今年は全体としては柿の蕾のつきがいいとのことだ。昨年は炭疽病や落葉病にやられかつ自然落果も多く、私達「沢田の柿育て隊」の柿山は大丈夫であったが、沢田の柿としては極めて少ない収穫という厳しい結果だった。今年は大きくて甘いたくさんの柿が収穫できることを今から切に願っている。

 それにしても柿育ては、大変な手間暇を必要とする。その手間暇のかけ方が秋には結果となって現れてくる。今後の摘蕾・摘果作業、そしてあと三回程度の下草刈りが必要であり、予防も最低三回はする。けっこう柿山に上らなければならないが、頑張りたい。

 

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