地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

ごあいさつ

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岩下志麻

2012年05月17日 | 読書

 

映画「あの波の果てまで」で魅了された岩下志麻、本を読んで再び魅了された

 私が岩下志麻に魅了されたのは、もう50年も前のことだ。1961(昭和36)年に上映され、大ヒットした『あの波の果てまで』を観て、岩下志麻に魅了された。この作品は前・後・完結編の三部作構成となっている松竹のメロドラマ路線である。

 ただそれ以前に、小津安二郎作品の映画「秋日和」で、とても目立った役で出演して、私の目は惹いていた。だからこそ、『あの波の果てまで』を観に行ったのだと思う。

 何しろ「秋日和」では、台詞は一つもない受付の女子事務員役ではあったが、何しろ廊下の向こうから歩いてきて、ドアをノックして部屋に入り、書類を提出して出て行く。そういう同じシーンが三回も繰り返すのだから、目立つこと、目立つこと、いやでも岩下志麻を意識した。

 その映画映画「あの波のはてまで」で魅了された岩下志麻だが、最近立花珠樹著『岩下志麻という人生 いつまでも輝く、妥協はしない』(共同通信社刊)を読んで、岩下志麻という女優・女性に再び魅了された。

 この『岩下志麻という人生』という本の中で、岩下志麻は「半世紀を超す女優生活で出演した120本を超す映画から、10本の主演作品を選び、人生を振り返」っている。

 その10本とは、「古都」、「秋刀魚の味」、「五瓣の椿」、「雪国」、「心中天網島」、「椀という女」、「はなれ瞽女おりん」「鬼畜」、「鑓の権三」、「極道の妻たち」だ。その各々の作品について語る岩下志麻は、とてもかっこいいし魅力的だ。

 そして今は、佐野眞一著『快優伝 三國連太郎・死ぬまで演じつづけること』(講談社刊)も読んでいる。同時に、岩下志麻著『鏡の向こう側に』(平成2年、主婦と生活社刊)も読み返そうと思っている。

 

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オキナワ

2012年05月17日 | 映画・テレビ

 

40年前の一昨日沖縄は「本土復帰」、映画「ひまわり」の製作協力券の普及を確認

 1972年5月15日、つまり40年前の一昨日のことだ。沖縄は「本土復帰」した。一昨昨日から、そのことに関しての報道がたくさんある。昨日の朝日新聞には、二人の人物のことが取り上げられている。一人は一昨日の「記念式典」に出席しなかった太田昌秀元沖縄県知事。もう一人は参加してスピーチをした上原康助元全軍労委員長で、元沖縄開発庁長官。

 朝日の記事に寄るが、太田昌秀元知事が欠席した理由は、「沖縄の実情はお祝いできるような状況ではない」とのことで、「沖縄は絶えず、政治的取引の具にされてきた。モノのように扱われ、人間扱いされてこなかった」とも語られている。一方、上原康助元沖縄開発庁長官は、「復帰は、県民の願いとかけ離れた物でしかなかった。戦前、戦中、戦後の苦難の歴史を決して忘れてはなりません」とスピーチしている。

 一昨昨日も昨日も新聞各紙は、こうした沖縄「返還」を大きく取り上げていた。また一昨日のNHKテレビのお昼のニュースでは、オキナワの教師が「宮森小学校への米軍機の墜落事故」を取り上げて、子どもたちに語っている姿が報じられていた。

 さてそんな一昨日に、その「宮森小学校への米軍機の墜落事故」を映像化する映画「ひまわり」の「拡大呼びかけ人会議」を開催した。そこで、製作協力券や6月1日に岡山市で開催する映画「沖縄」上映会(第一部・第二部、一挙上映)のチケットの普及状況を確認しつつ、オキナワの今日的状況を踏まえて、よりいっそうの努力を重ねようということになった。

 その一昨日の会議には沖縄出身の方が、復帰前には日本本土に行くのにはパスポートが必要だったと、そのパスポートをご持参いただき、「沖縄県民にとっての『復帰』は、『基地のない平和な沖縄』を実現することだった。しかしそれは完全に裏切られている」と語られた。心にしみる言葉の重さだった。

 

 私達はいつまでも沖縄の方々に犠牲を強いて暮らしていくわけにはいかない。今、フクシマに加えて、オキナワと憲法は大切な現実的なテーマであり、それと向き合って生きていくことが求められていると、私は考えている。それ故に、沖縄を考えていくためにも、映画「ひまわり」の製作協力券を普及し、映画「沖縄」を一人でも多くの人に観てもらいたいと考えている。

 ところで、そんな活動に参加しており、どうしても沖縄について考えたりすることが多い。今は、大江健三郎が1970年に書いた『沖縄ノート』の記載(慶良間列島で発生した住民の「集団自決」を軍(指導者)が命じたとする記述)に関わる裁判の記録である『記録 沖縄「集団自決」裁判』(岩波書店刊)を読んでいる。この本を読みながら、改めて今オキナワをしっかりと見据えて生きようと心に刻んでいる。

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