tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

2018新規蒔き直しのホタルは

2018年06月07日 11時54分41秒 | 環境
2018新規蒔き直しのホタルは



 成功・失敗の繰り返しで、今年は新規蒔き直しになった我が家のホタルの状況を、やっとご報告できる状態になりました。

 ゲンジ蛍では、奇跡的に生き残った幼虫1に、新たに24の種ボタルを仕入れました。ヘイケ蛍の方は、購入した幼虫と、頂いた幼虫で70ほどになりました。

上陸して蛹になる場所を求めて遠くまで歩くゲンジは飼育箱を庭に置き、近場で蛹になるヘイケは家の中で水槽から上陸装置に上がるように作り、4月から5月にかけて上陸した後、羽化を待っていました。

 ゲンジは5月25日から(写真右側の草むらで)羽化が始まり30日までに羽化7、残念ながらそれで終了のようです。ヘイケは29日から羽化が始まり昨日までで21、未だ羽化は続くようです。

 羽化したホタルは飛ばない内にそっと集めて、写真手前の2つの籠に入れます、手前がヘイケ、奥がゲンジです。籠の下は水が一杯のU字溝、奥の雨水タンクから雨水が供給されます。籠の底の白いトレイはミズゴケを入れた産卵場所です。
 一番奥の大きい籠はヘイケの羽化装置をいれた籠で、この中で羽化させ一番手前の籠に移します。

 ゲンジは初めから外の置きましたが、ヘイケは屋内で孵化させたので、家の中においていました。ところが羽化してもミズゴケの中で静かにしていて、動かないし、あまり光りません。

 近所の方がホタルを見たいと来られた時、「ヘイケもいるのですが、未だあまり光っていません」と言いながら、U字溝の上にゲンジと一緒に並べましたところ、たちまち元気になって、駕籠の中を飛び始めたのです。

 何年か蛍を育てていて、何となく感じていましたが、「ホタルは水辺でこそ元気になる」と今年は率直に実感しました(水生でない蛍の種は別でしょうが)。

 それから毎晩、ヘイケの乱舞、そろそろ1-2週間の寿命の来るゲンジのゆったりとした光が、ホタルが好きだと見に来られる方を楽しませてくれています。
 特に蛍の現物を見たことない子供さんは、羽化したばかりのホタルを掌に載せて、不思議そうに見ています。
 
 ほんの1-2週間の間ですが、それを目当てに1年頑張るのも、「それも良いではないか」と、今年も頑張って、産卵、孵化、幼虫育生をやろうと思っています。