迷走するアメリカ、ところで日本は?
トランプさんが大統領就任して以来、アメリカは困ったことになるという意見は沢山あったようですが、何かいよいよ本格的にそんな事態になりそうな気配です。
考えてみれば、もともと「アメリカ・ファースト」というのは、アメリカが世界の覇権国から降りるという事にほかなりません。しかし、世界も「そんなに急にアメリカが覇権国から降りたのでは困る」という事でしょうか、「何とか少しまともにやってくれませんか」と頼んでいるのが現状でしょう。
しかし、パリ協定、TPP、ユネスコ、イラン核合意、国連人権理事会・・、と国際協力の場からの脱退が続いてきますと、これはいよいよダメかなという事にもなってきます。
経済面で見ると、自由貿易推進は「もうやーめた」という事で、関税の報復合戦の様相です。日本も例外ではないでしょう。トランプさんは、関税の報復合戦で、アメリカ経済が立ち直ると思っているのでしょうか。
今日は、アメリカの二輪車の名門「ハーレイダビッドソン」が輸出車に高関税を掛けられてはたまらないので、工場を海外に移すという報道がありました。
自動車工場をアメリカに作れと言っているトランプさんはどう反応するのでしょうか。自縄自縛とはまさにこんな事なのでしょう。
トランプさん自体は「世界の警察官はやらない」と言いながら、北朝鮮問題には大変熱心で、北朝鮮の非核化を何としてでも進めようとしています。これも世界のためというのではなく、単純に、アメリカに核ミサイルが飛んで来ないようにという事なのでしょう。
おかげで助かる国もあるから「十分に感謝せよ」という事でしょうか。「オレは日本では英雄だ」とおっしゃっているようです。
米欧関係が関税の報復合戦になり、中国とも似たような事態になれば、日本はどうするのでしょうか。日本は戦争をしない国ですが、これは経済においても「報復合戦しない」という考え方に通じる国の精神でしょう。
さて、混乱する国際関係の中で、日本は、日本らしい「世界の中での存在意義」を持つ国として認識される国になれるのでしょうか。
改めて世界政治の舞台への、立派なデビューが果たせられるのか、それとも単なるアメリカ追随に堕すのか、いよいよ日本の在り方が問われているようです。
トランプさんが大統領就任して以来、アメリカは困ったことになるという意見は沢山あったようですが、何かいよいよ本格的にそんな事態になりそうな気配です。
考えてみれば、もともと「アメリカ・ファースト」というのは、アメリカが世界の覇権国から降りるという事にほかなりません。しかし、世界も「そんなに急にアメリカが覇権国から降りたのでは困る」という事でしょうか、「何とか少しまともにやってくれませんか」と頼んでいるのが現状でしょう。
しかし、パリ協定、TPP、ユネスコ、イラン核合意、国連人権理事会・・、と国際協力の場からの脱退が続いてきますと、これはいよいよダメかなという事にもなってきます。
経済面で見ると、自由貿易推進は「もうやーめた」という事で、関税の報復合戦の様相です。日本も例外ではないでしょう。トランプさんは、関税の報復合戦で、アメリカ経済が立ち直ると思っているのでしょうか。
今日は、アメリカの二輪車の名門「ハーレイダビッドソン」が輸出車に高関税を掛けられてはたまらないので、工場を海外に移すという報道がありました。
自動車工場をアメリカに作れと言っているトランプさんはどう反応するのでしょうか。自縄自縛とはまさにこんな事なのでしょう。
トランプさん自体は「世界の警察官はやらない」と言いながら、北朝鮮問題には大変熱心で、北朝鮮の非核化を何としてでも進めようとしています。これも世界のためというのではなく、単純に、アメリカに核ミサイルが飛んで来ないようにという事なのでしょう。
おかげで助かる国もあるから「十分に感謝せよ」という事でしょうか。「オレは日本では英雄だ」とおっしゃっているようです。
米欧関係が関税の報復合戦になり、中国とも似たような事態になれば、日本はどうするのでしょうか。日本は戦争をしない国ですが、これは経済においても「報復合戦しない」という考え方に通じる国の精神でしょう。
さて、混乱する国際関係の中で、日本は、日本らしい「世界の中での存在意義」を持つ国として認識される国になれるのでしょうか。
改めて世界政治の舞台への、立派なデビューが果たせられるのか、それとも単なるアメリカ追随に堕すのか、いよいよ日本の在り方が問われているようです。