RCEP(東アジア地域包括的経済連携)が11月15日は参加15か国の合意、署名が行われ、世界最大の自由貿易圏が誕生することになりました。
残念なのは、当初から交渉に加わっていたインドが 参加を見送ったことですが、それでも人口規模では世界の3分に1に近い規模です。
付け加えますが、インドが、早く参加できるように、最大限協力し努力するのも、日本の大事な役割でしょう。
RCEPは、ASEAN10か国に日中韓、オーストラリア、ニュージーランドの15か国で、いずれインドも参加することでしょうから、21世紀はアジアの世紀と言われる今後の地球世界を支える大きな力になると思われます。
この ブログでRCEP を正面から取り上げるのは今回が4回目かと思いますが、日本としては経済外交上の最高の舞台として、その重要性を認識し、その発展に力を尽くさなければならないと思っています。
というのも、RCEPにはアメリカは入っていません。TPPを離脱したアメリカが、バイデン新大統領の下でTPPに復帰をするとしても、RCEPは別という事になるでしょう。
という事は、この経済連携協定は、すべてがアジア流の考え方合で行われる可能性が高いという事です。
アメリカが参加しますと、大統領が誰かとは関係なく、覇権国アメリカの力と思惑で引っ張られる可能性が高く、そのアメリカが相変わらずの万年赤字国という、困った条件が付いて回ることにならざるを得ないとみるからです。
21世紀はまだ80年ありますから、その間に世界は随分変わるのでしょう。多分中国やインドが世界1、2の経済大国になるのでしょうし。アメリカは、多様な技術革新力やアメリカ的文化を残しながら、覇権維持と肩肘張らない、文化国家になっているかもしれません。
かつて、東アジアでは、欧米列強に植民地支配される中で、何とか富国強兵政策で列強の一角にまで背伸びし、それなりの立場を築いた日本は、植民地支配から脱しようとする国々からリーダーとなる人々を受け入れ、共に学ビ、協力した経験があります。
中国からの孫文、インドからのチャンドラ・ボースなどは歴史に残る所です。
しかし、残念ながら、当時の日本は富国強兵政策の真っただ中、結局は欧米に戦いを挑むという無謀な行動に走り、アジア諸国にも多大な迷惑をかけたうえで、自国も殆ど廃墟に帰すという結末を迎えたのです。
その愚かな失敗を反省し、人類の平和と、地球社会の経済・社会・文化の発展を目指す国となった今、RCEPにおいて日本は何をすべきかを考えれば、答えは自ずと出て来るのではないでしょか。
富国強兵を捨てた今日の日本が力を持つとすれば、それは「 ソフトパワー」以外にはありません。
あらゆるソフとパワーを自ら磨き育て蓄積し、それを駆使して、戦争のない世界で、世界各国がオリンピックのような「 競いの文化」で互いに競い合う社会の実現を目指して努力することが、日本の役割ではないでしょうか。
人間同士の無理解による破壊(戦争)を避け、経済、社会、文化の水準を高めていくという点において、先ず、身近で共通な文化、思考方法を共有しうる東アジアで、それを確りと実践していくことです。
こうした役割を果たすことは、今日の、これからの日本人にとって、頑張れば十分に可能ではないかと思われます。
アメリカに誘われて、インドやオールトラリアとともに、インド洋での軍事訓練に勇躍参加といった行動が、将来必要でなくなるかどうかは、日本の「ソフトパワー」次第といった思考回路がいつか必ず日本の政府に必要になってくるだろうと思う所です。
残念なのは、当初から交渉に加わっていたインドが 参加を見送ったことですが、それでも人口規模では世界の3分に1に近い規模です。
付け加えますが、インドが、早く参加できるように、最大限協力し努力するのも、日本の大事な役割でしょう。
RCEPは、ASEAN10か国に日中韓、オーストラリア、ニュージーランドの15か国で、いずれインドも参加することでしょうから、21世紀はアジアの世紀と言われる今後の地球世界を支える大きな力になると思われます。
この ブログでRCEP を正面から取り上げるのは今回が4回目かと思いますが、日本としては経済外交上の最高の舞台として、その重要性を認識し、その発展に力を尽くさなければならないと思っています。
というのも、RCEPにはアメリカは入っていません。TPPを離脱したアメリカが、バイデン新大統領の下でTPPに復帰をするとしても、RCEPは別という事になるでしょう。
という事は、この経済連携協定は、すべてがアジア流の考え方合で行われる可能性が高いという事です。
アメリカが参加しますと、大統領が誰かとは関係なく、覇権国アメリカの力と思惑で引っ張られる可能性が高く、そのアメリカが相変わらずの万年赤字国という、困った条件が付いて回ることにならざるを得ないとみるからです。
21世紀はまだ80年ありますから、その間に世界は随分変わるのでしょう。多分中国やインドが世界1、2の経済大国になるのでしょうし。アメリカは、多様な技術革新力やアメリカ的文化を残しながら、覇権維持と肩肘張らない、文化国家になっているかもしれません。
かつて、東アジアでは、欧米列強に植民地支配される中で、何とか富国強兵政策で列強の一角にまで背伸びし、それなりの立場を築いた日本は、植民地支配から脱しようとする国々からリーダーとなる人々を受け入れ、共に学ビ、協力した経験があります。
中国からの孫文、インドからのチャンドラ・ボースなどは歴史に残る所です。
しかし、残念ながら、当時の日本は富国強兵政策の真っただ中、結局は欧米に戦いを挑むという無謀な行動に走り、アジア諸国にも多大な迷惑をかけたうえで、自国も殆ど廃墟に帰すという結末を迎えたのです。
その愚かな失敗を反省し、人類の平和と、地球社会の経済・社会・文化の発展を目指す国となった今、RCEPにおいて日本は何をすべきかを考えれば、答えは自ずと出て来るのではないでしょか。
富国強兵を捨てた今日の日本が力を持つとすれば、それは「 ソフトパワー」以外にはありません。
あらゆるソフとパワーを自ら磨き育て蓄積し、それを駆使して、戦争のない世界で、世界各国がオリンピックのような「 競いの文化」で互いに競い合う社会の実現を目指して努力することが、日本の役割ではないでしょうか。
人間同士の無理解による破壊(戦争)を避け、経済、社会、文化の水準を高めていくという点において、先ず、身近で共通な文化、思考方法を共有しうる東アジアで、それを確りと実践していくことです。
こうした役割を果たすことは、今日の、これからの日本人にとって、頑張れば十分に可能ではないかと思われます。
アメリカに誘われて、インドやオールトラリアとともに、インド洋での軍事訓練に勇躍参加といった行動が、将来必要でなくなるかどうかは、日本の「ソフトパワー」次第といった思考回路がいつか必ず日本の政府に必要になってくるだろうと思う所です。