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2008-10-07 | 読書
発信する声 (かもがわCブックス 9)
澤地 久枝
かもがわ出版

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 8月の全国手話通訳問題研究集会in山口に、二っプロのkさんが店を出しておられたので、買った澤地久枝さんの『発信する声』「戦争の昭和」の語り部からあなたへ希望へのメッセージ との 帯が付いています。

 「一人の力は強くはなく、一人の声はささやかかもしれない。そのささやかな思いを互いに発信しあい、市民の新しい歴史を作り出していく明日に、私は希望をつなぐ。
 声高にはなるまい。ゆうゆうとした笑顔で、しかし己が志はかたく守って生きてゆきたい。悲壮になる必要などない。私はなにごともあきらめず、思いは成就させ、ゆとりも遊びも斥けないで存分に生きていくつもり。スエズ運河とパナマ運河を見たいという生涯の夢も、実現の機会があれば貪欲につかもうと思う。まだ好奇心はたっぷりあるし、多分、感性も枯れ切ってはいない。怒りのエネルギーも十分にある。
 そして、私は孤立する一人ではないのだから」(あとがき から)

 お勧めしたい一冊です。