今日の中国新聞は7段抜きの見出し、
「北朝鮮、韓国の島砲撃 2人死亡18人重軽傷」
まあ、社会主義を名乗りながらの世襲制国家だったり、脱国者がどんどん出ている国だから、本当に大きな問題を抱えていることは確かだろう。そしてきちんと批判していかないといけない…。
が
新聞記事をよく読んでいると南と北の主張する軍事境界線が大きくずれている。つまり韓国軍は自国内で軍事演習を「それ見ろ」とやったことになるし、北から言えば逆に韓国軍や米軍が自国の領土内でどんどん砲撃を行っている=侵略行為となるのだろう。 (誤解しないでいただきたいが、私は爆弾攻撃を決して支持しているわけではない。こう書いておいてもわんさと文句を言ってくるのがいるんだわ)
そうするとこの見出しはある一方からの見方であることは確かだ。
現にこの地域では何度か衝突が起きており、99年には北側の30人以上が死亡、2002年にも南側5人、北側13人(南の推定)が死亡している、とのこと。(11月24日付中国新聞による)
この図も黒点線は南の主張する境界線で赤実線は北の主張する境界線と書くのが本来ではないだろうか…
私は、イスラエル軍のガザ侵略や、米軍のアフガン・イラク侵略と基本的にここが違っていると思う。
軍備をもち、人々の暮らしなどそっちのけで、軍隊の拡大を競い合っている国の悲劇としか思えないが、心配なのはこれに乗じて日本でもたらふく儲けようとしている軍事産業があること、菅さんや千谷さんはそれにたやすく乗せられてしまうだろうということ…。
NO! と 言えるのは私たちしかない。