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ハッピーアワー―いま、大切なものを選びなおすときが来た! |
松崎 運之助 | |
ひとなる書房 |
今朝がたNHKのラジオ深夜便ではもと定時制中学校の松崎運之助先生のお話がおましたが、毎日新聞のネットにこんなニュースが載っとりました。「名もない」「力もない」ところはどんどんと切り捨てられていくねんなあ。半面、声の大きい人たちへの優遇はますます大きくなっていくで…。
定時制高校:存続求め、在校生らが廃止反対集会 兵庫

「定時制高校は私たちにとって大切な『HOME』です」--。兵庫県教委が廃止を計画する、県立川西高▽同高分校の宝塚良元校▽伊丹市立高の定時制3校の在校生らが29日、存続を求めて宝塚市小林2の同市立西公民館で集会を開いた。3校のOBや在校生らが存続を次々と主張。伊丹市立高の生徒会長、元村麻衣さん(19)=3年=も「定時制高校で過ごす時間はかけがえのないもの」と市民ら150人に廃止撤回を訴えた。
元村さんは当初、全日制高校に入学したが、周囲になじめず学校に足が向かなくなった。「いなくなってしまいたい」と精神的に不安定になり、2カ月で退学を選んだ。
退学から約1年後、友人の勧めで伊丹市立高へ再入学。病気や障害を持つ生徒など全日制にはない多様な級友に囲まれ、次第に学校が楽しいと感じるようになった。生徒会活動にも加わり、周囲から仲間として見られ、頼られていると充実感を覚えた。
ところが県教委は09年、3校を廃止し新設の多部制単位制高校に再編する計画を発表した。元村さんらは在校生227人から署名を集めたが、同市教委は受け取りを拒否。「自分たちの気持ちを分かってもらえず悔しかった」と振り返る。
元村さんは「私のように定時制で楽しい仲間と巡り合える人もいる。私たちの思いを分かってもらえるようこれからも活動します」と笑顔で話した。【近藤諭】