エコノミスト最新号に 東北大震災以降発電所48基分もエネルギー消費が減ったという記事が載っています。
産業分野でも民生分野でも省エネ化が進み、すでに電力は余ってきているというのです。
確かに政府の統計を見てみると、年々消費量は減り、一人当たりの消費量も減少しています。
熊本・大分の大地震の後、これからどこでどんな地震が起こるかもしれんこの国で危ない原発を動かす必要はないようです。
第一地震の予知とかいうのに年間700億円以上も使っとるけんど、予知でけへんということがわかっただけみたいやし。(最近はこの額がわからんようになってしもうとります。)
平成26年度(2014年度)エネルギー需給実績を取りまとめました(速報)
本件の概要
資源エネルギー庁は、各種エネルギー関係統計等を基に、平成26年度の総合エネルギー統計速報を作成し、エネルギー需給実績として取りまとめました。
1.エネルギー需給実績(速報)のポイント
(1)需要動向
最終エネルギー消費は、前年度比2.7%減となりました。ポイントは以下。
- 省エネの進展等により4年連続で減少。
- 最終エネルギー消費は、震災後の省エネの進展等により4年連続で減少しました。
- 部門別では、家庭部門の省エネが顕著。
- 部門別に見ると、企業・事業所他部門が同2.1%減、家庭部門が同4.1%減、運輸部門が同3.3%減と、冷夏・暖冬の影響もあり、家庭部門が最大となりました。
(2)供給動向
一次エネルギー国内供給は、前年度比3.8%減となりました。ポイントは以下。
- 原子力発電所が全て稼働停止。
- すべての原子力発電所が稼働停止したことにより、原子力の比率はゼロとなりました。
- 石油からガスや再エネへの燃料転換が進む。
- 一次エネルギーの供給は、石油の比率が同1.4%ポイント減となる一方、天然ガスが同1.1%ポイント増、再生可能エネルギー(未活用・水力含む)が0.6%ポイント増と、燃料転換が進みました。
- うち、事業用発電における燃料構成は、石油の比率が前年度比4.2%ポイント減少の一方、天然ガス(都市ガス含む)が2.9%ポイント増、再生可能エネルギー(未活用・水力含む)が同1.2%ポイント増と、燃料転換の傾向が顕著でした。
(3)CO2排出動向
エネルギー起源二酸化炭素排出量は、前年度比3.6%減となりました。ポイントは以下。
- 燃料転換や省エネ進展により5年振りに排出量減少。
- 震災後の原発稼働停止等の影響により、4年連続で増加してきましたが、発電における石油からガス及び再エネへの燃料転換や、省エネの進展等により、前年度比3.6%減少となりました。
(注1)本速報は各種一次統計等の速報値を基に作成しましたので、今後一次統計値が修正されることがあります。また、一部未発表の統計等がありますので、確報において数値が修正されることがあることにご留意願います。
(注2)本資料においてエネルギー量は、エネルギー単位(ジュール)を使用。原油換算klに換算する場合は、本資料に掲載されているPJ(ペタジュール:10の15乗ジュール)の数字に 0.0258 を乗じると原油換算百万klとなります。(原油換算:原油1リットル = 9250kcal = 38.7MJ。1MJ = 0.0258リットル。)
2.統計表のHP掲載
資源エネルギー庁のホームページに「平成26年度(2014年度)総合エネルギー統計速報」の簡易表(Excel形式)を掲載しますのでご参照ください。
URL:http://www.enecho.meti.go.jp/statistics/total_energy/