降って来るもの

写真と散文とぽえむ

心訓抄Ⅱ.72

2019-01-12 22:28:27 | 心訓抄.Ⅱ

                  72.糸さがしの旅


僕が書き綴る大方のことは

僕が思っているほどには

 それぞれの

誰の胸でもそんなに重くはないのだ

 (それは、そうだ!!)


幾万日や幾億時間を

違う場所で、異なる風景の中で

違う音や、匂いや色彩に属して

 育んできた思惟と感慨のイノチだから

今更に

同行二人を望む方が

無理というもの

 (それは全く、その通りだ!!)


それでも人は人恋しくて

それでも僕は

 道連れの感覚が欲しくて

独りでは居た堪れなくて

僕はwriterに

 しがみ付いているけれど

やっぱり本当は

ヒトって一人である自覚から

 その納得と覚悟の上で

糸捜しの旅を始める方が

確かに理に適っている

 (確かに、そうかも知れない・・)


それでも

それはそうだと解っていても

 赤の他人ではない

他人からの慈しみの声明は

勤行のように

 身と心に

静かに沁みてゆくのだ

              2019 01/12 22:28:22 万甫


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一進一退

2019-01-12 06:24:09 | 短歌

 

 

               ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます!!


 五時を少し回ったところです。元気よく朝の挨拶を発声しても、きっと大方のブロ友さんは中でありがた迷惑な騒音になるかもしれないので、何時ものように口パクで済ませましたよ

 今朝は自分のための記録でもあり、もしかしたら読んでくれる誰かさんの参考になるかもしれないと、淡い期待も混ぜ合わせながら、短歌で綴る右膝の現状の報告です


                          一進一退


             目覚むれば 赤子の肌に 触れるごと  先ず膝撫でつ 具合は如何んと


             ラブという 軟膏塗るが 日課にて  想いの丈を 患部に擦り込む

 

             老いゆえと 認めたくなき 己いて  取扱いに 戸惑いており

             

             歌日記に 綴りてゆかむ半月板  損傷の顚末 日にちを追いて


             何となく ぎこちなしかな 幅狭く  そろりと歩む ウオーキングは


             幾たびも 無理はするなと 言いくれし  ひと両膝に 注射打つとふ


             辛苦とふ 同じ辛さと 苦しみを  持ちたる人の 助言身にしむ


             ブログなる 小chiさき世界に 大きなる  ひとの情kokoroの 優しさの有り


             日本なる 広き大地の 一億の  混沌に繋がる 糸もつあなたと


             生業nariwaiの アイロン握り 一時間  経てば半月板 小さく呻けり


             家業なる 仕事真冬の 閑散期  膝の都合に 合わせ段取る


             一日が 過ぎてその分 どこかしら  立ち直りつつ あるを感じる


             一進と 一退交互に 繰り返す  一退の退散 何時になりしや


             短歌とふ 調べに紡ぐ 不具合の  日々の想いと 現状報告


             その他は 滑らに始む 亥の年は  とき折り軋む 痛みの外は



 短歌十五首を綴っている間に六時を過ぎましたが、障子を開けて外を見るとまだ薄暗く、街路灯の明るさが際立って見えます。白み始めて朝を感じるのはもう少し先になりそうな気配。

 明日は毎年恒例になった自治会の「とんど」。公民館館長の肩書をもらっている役員の一人なので、朝8時に集合して準備です。これが終わると完全にお正月気分とサヨナラして亥年睦月の日常に立ち戻ります。

                                   2019 01/12 06:24 まんぼ


コメント (8)
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