降って来るもの

写真と散文とぽえむ

俺・・?

2019-01-19 21:02:21 | 詩17

                  俺・・?


TOKIの大河を

遡ろうと

踠いているHITOが居る

 流されたくないと

 浮き草に掴まって

 踠くHITOがいる

海の結末へと

移ろってゆく必然の川面で

流されまいと

溺れかけているHITOがいる

 水は絶え間なく流れ下って

 決して

 逆流などしないのに

元の居場所へ

連れ戻してくれることなど

できない相談なのに

必死に抗って

踠き続けるHITOがいる

 もしかして

 あれは俺なのか?

徒労と知りつつ

手足をばたつかせ

流れに逆らって踠いている

 あの惨めたらしい有り様の

 あやつは

もしかしたら

俺の幻影なのか・・?

俺の中の外の俺・・?

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電線に

2019-01-19 06:08:23 | 風景

           ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます!!

 

 さあ、出かけようと南向きの玄関を開けて外に出た昨日の朝8時半ごろ。何気なく45度の角度に視線をやると、蒼の混じった冬の空を背景に”チュチュんがちゅん、あそれ、チュチュんがちゅん、電線に~”のmelodyが(この陽気な音頭を記憶しているヒトって、多分、そんなに変わらずに僕と同年代を生きてきたヒト!?)が浮かんでくる風景が。歌のように”雀”ではないようですが・・。

 此処に住まいを定めて10か月、初めての冬を全館床暖の心地よさで過ごしている日々ですが、初めて見る景色に履いていた靴を脱いで家の中に引き返しカメラを!!

数えたら15羽。左右にもう何羽かが・・。

雀にしては大きすぎるので雀じゃない。けど、チュチュんがちゅん・・でしょ

鵯鳥かな?

何れにしても、この鳥たちにもそれぞれの一日が始まった朝の風景でした。

01/19 06:08 まんぼ

 

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心訓抄Ⅱ.73

2019-01-19 04:40:26 | 心訓抄.Ⅱ

              73.平等に


当然のできごとのように

 困難が

一つ二つと増えてゆくこと


思いもよらないことの

 難しさに

唖然としてしまう回数


予想もできない来方で

 愕然を

否応なく認知させられること


気付いた瞬間に間違いなく

 その一つを

明確に突きつけられるという事


そうしてその現象は

 何人にも

逃れる術がないという事


けれどそれは

 そこいら中のホモサピエンスに

唯一に

平等を齎すもの


尊卑や貧富や美醜や貴賤や男女に

唯一何の拘りもなく

唯一無比の必然なるもの

 それこそが「老い」なのだ


ヒトとしての旅の

それぞれのclimaxに向かって

 刻一刻と

積み上げられてゆく

集大成の立場よ

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