言伝-伝Ⅶ-
此処に安穏と居て
僕から
生きる術のチカラの欠片を
どんなに数多く送り届けても
あなたはぼくにはなれないから
何一つとして
効力がないかもしれないけれど
それでも
もしかしたら
それでも
極細の指先の棘が
強烈に感情を揺す振るような
ひと言に
出合ってもらえるかも知れないと
そのことを
platinumの望みにして
僕は、又、ふたたび
間髪を入れず
言伝を伝える
01/28 03:03PM
あなた宛ての、Msanへの
言伝-伝Ⅶ-
此処に安穏と居て
僕から
生きる術のチカラの欠片を
どんなに数多く送り届けても
あなたはぼくにはなれないから
何一つとして
効力がないかもしれないけれど
それでも
もしかしたら
それでも
極細の指先の棘が
強烈に感情を揺す振るような
ひと言に
出合ってもらえるかも知れないと
そのことを
platinumの望みにして
僕は、又、ふたたび
間髪を入れず
言伝を伝える
01/28 03:03PM
あなた宛ての、Msanへの
言伝-伝Ⅴ-
どうすればいいのかの
明かな言伝は残せないけれど
こうして
僕があなた個人宛に書く
数行のmessageが
うららかな海の上を渡って
あなたの住む穏やかな地まで
もしも
届いたのだとしたら
”同行二人”の想いの
そこまで来ている光の春の
温もりが
きっとあなたにも
伝播してくる!!
ほんの、もうすこし、先に・・
Msanへ
耳朶の旋風
いつでも遠くの海辺から
浜辺に打ち上げられた
貝殻たちの泣く声のように
束の間を生きる
蜉蝣たちの
全霊の翅音のような
闇の中に潜む恋人たちの
息詰まる秘密の歓声のように
しずかに耳朶にまとわりつく
降って来るもの達や
過ってゆくものたちの
囁く混声のような
耳元に仕掛けられた
小悪魔の爆弾のように
ながながと無機質の
無意味を押し付ける
巷の聖者たちの説教のような
消えない消せない
細やかで甚大な
胸に突き刺さる棘の苛立ちのように
呆れるほどに悠長に
辟易するほど執念深く
睡眠を切り刻む牛刀の呻きのような
飛ぶ鳥が残す
夜逃げの声色のように
いがみ合うplusとminusが挙げる
答えのない絶叫のような
掴めぬ愛の周辺に張り巡らされた
barrierが擦れる喧噪のように
拍動を記録してゆく
見えない電子機器の軋みのような
地中で蠢く虫虫の
渦巻く欲望の唸りのように
異星人が僕に言伝ようとする
一通の警告書のような・・
-何時でも耳朶の旋風の角でキーンキーンと響く音よ-
01/28 06:28 万甫