四季折々

~感じるままに~

異常に早い薮椿の開花

2019-12-05 20:58:06 | 写真・花
ヤブツバキ(薮椿)が咲いていました。
木へんに春。春の花のような名ですが、冬の花のようです。
ただ、広島では、平年より2か月あまり早い開花のようです。

   

   

   

   

   

   
鎮守の森(安佐北区深川5の亀崎神社)で咲いていました。
たくさん咲いており大きなつぼみも見られました。
昨冬も平年より20日あまり早い開花ということでこのブログに取り上げていました。
それよりもこの冬はもっと早く、平年より60日近くも早い開花のようです。

気象庁(各地の気象台)では、各種植物の開花日などの観察(生物季節観察)を行っています。
その対象の中に「つばき(ヤブツバキ)の開花日」があり、その統計が公表されています。
これを見ると、今日(12月5日)現在、開花が観測されているのは、まだ全国で3気象台のようです。
そして、その全てが平年よりかなり早く咲いたというものでした。
(富山平年差 -94日、福井平年差 ー87日、鳥取平年差 ー53日)

http://agora.ex.nii.ac.jp/cps/weather/season/02/

ちなみに、広島(標本木は縮景園)では、昨冬は3月4日が開花で、平年より33日遅かったそうです。
ということは、広島の平年の開花日は1月30日ということのようです。
それからみると、今日見たヤブツバキは、平年より50数日以上も早く咲いたようでした。

今年の紅葉は遅かったのに、ツバキの開花はかなり早いとは、
 やはり近年の気象はちょっと異常なようですね。
コメント
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