撤去すべきものは！

東京・霞が関の経済産業省の歩道側の一角に脱原発を訴える市民グループがテントを張って運動を進めています。国がその撤去を求めて裁判を起こしました。２６日、東京地裁は「国有地の占拠は認められない」としてテントの撤去と土地使用料　約1,140万円の支払いを命じました。
市民グループは、「テントを撤去するな！　撤去するのは原発の危険！」と訴えています。


（写真は、東京新聞から）

国・通産省は、原発の撤去・廃炉　こそ目指すべきです。福島原発の放射能水の海への垂れ流し 問題こそ優先して解決すべきです。福島原発事故の後始末も出来ないのに、原発の再稼働など問題外だと考えます。


一方、沖縄の名護市辺野古米軍新基地建設現場でもテントの撤去をめぐって緊迫した状況が続いています。


（写真は、しんぶん赤旗から）

米海兵隊基地キャンプ・シュワブのゲート前の歩道にある基地新設反対を訴えるテントを、米軍の意向を受けた国が撤去を求めてきています。この国の暴挙に反対する高校生は、「撤去すべきは、新基地反対のテントではなく、米軍の基地こそ撤去すべきです」と訴えたそうです。

霞が関でも、沖縄でも、撤去すべきは、危険な原発であり、長年、沖縄に押し付けられている米軍基地です。国は、撤去を求める対象を間違えていると思います。