東京新聞が毎日一句掲載している「平和の俳句」 4月17日の入選作だそうです。作品と選者の講評です。
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戦争を知っているからがんばるわ
2017年4月17日
武久(たけひさ)孝子(80) 東京都北区
<いとうせいこう>だからこそ人に伝えたい、活動をしたいと過去に後押しされるのだ。
<金子兜太>学童疎開など、知っている限り戦争の苦労を伝えたい。率直な八十代。
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作者は、私と同年です。私も数少なくなってきた「戦争を知っている」世代です。勿論、兵役にとられ戦地に行ったことはありません。しかし、縁故疎開を体験し、伯父さんのひとりは海軍で戦死、遺骨も戻って来ませんでした。戦中。戦後の食糧もない時代を過ごし、両親や親せき縁者の努力で何とか命をつないできました。それが私の「戦争だけはもうゴメンだ」の原点です。
今日の東京新聞のこんな投書が載りました。
17日の平和の俳句に対する返句だそうです。
戦争を知らないわたしもがんばります
戦後生まれの私より10歳若い方の作品です。戦争体験者も戦争を体験していない方も挙って「憲法9条守れ」の声を上げ続けるべき時だと思います。
挑発を繰り返す北朝鮮、それと同じようなことをしているアメリカ、そのアメリカを無批判に支持する安倍政権、不安を煽る政府のやり方に戦争中と同じようなことが起こっているような気がします。
戦争体験者も、戦争を体験したことのない人も手を携えて「9条守れ」の声をあげましょう。