所沢には、「米軍所沢通信基地」があります。飛行場でもないこの通信基地に、7月1日に米軍のオスプレイが離発着して以来、市民から何回もオスプレイの飛行が確認されています。
「未亡人生産機」と揶揄されるほど事故の多いオスプレイの度重なる飛来に所沢市民の不安が高まっています。
そんな状況の中、「オスプレイから市民のいのちを守ろう」の機運が高まり、オスプレイ飛行に反対する連絡会の結成のつどいが開かれました。
会場には120人以上の市民が詰めかけ、満席でした。
最初に、「オスプレイと地位協定」と題して、埼玉県平和委員会の二橋元長さんが講演されました。
オスプレイの飛来状況、10月1日に、横田基地にオスプレイが正式配備されたことによる変化、地位協定からも逸脱して埼玉県内も傍若無人に飛行している実態が報告されました。憲法違反の日米安保から生まれた「日米地位協定」を理由にした米軍の行動に、何も言えない日本政府はどこを向いて政治をしているのか と怒りの報告をしました。そして、全国知事会が「地位協定の見直し」を求める声を上げざるを得ないのは住民を守る自治体の長として当然だ とも述べました。こんな動きをテコに市民が草の根からオスプレイ反対の運動を積み上げてゆくことの重要性を訴えました。
その後、事務局担当から「つどい」までの経過と当面の活動の方向性の提案がありました。
講演や事務局の提案に対して多くの質問や意見が出されましたが、提案を一部補強して「提案と集会アッピール」を採択しました。
会の名称は「オスプレイから市民のいのちを守る所沢連絡会」として正式に発足しました。全国的にも初めての「オスプレイ飛来反対のための連絡会」のようですが、全国の多くの自治体で、このような連絡会が結成せれることを期待したいと思います。