今日は、現役時代の同僚の絵画展を見に行きました。
山頭火の詩をモチーフに描いた作品のようでしたが、「フアイナル」と言うことで最後の個展のようです。
会場は、東京・豊島区の熊谷守一美術館のギャラリーでした。
山頭火の詩を絵にした作品が35点展示してありました。私が気に入った作品です。
日が山に山から月が柿のみたわわ 山頭火
おのが影まっすぐなるをふんでゆく 山頭火
何となく考えている犬も私も草の上 山頭火
石を枕に雲のゆくえを 山頭火
萩が咲いてなるほどそこにかまきりがいる 山頭火
こんな調子で35点が並べられていました。どの作品も山頭火の詩と絵がマッチしていてとても印象的でした。
フアイアルの個展と言うことで、4時からはミニコンサートもありました。
コンサートを待つ客席です。小さな会場に100人近くが集まりました。
作品を描いた北村画伯です。昔、私と一緒に仕事をしていました。素敵な趣味を持っていて幸せです。
最後の個展と言うことでご子息夫妻がミニコンサートを開いてくれました。
プロの演奏家として活躍しているコントラバスとオーボエの演奏でした。
最初に演奏したのが「展覧会の絵より」でした。父親の最後の個展をおしむように「私のお父さん」などを45分程演奏してくれました。
山頭火の詩をモチーフにした絵と素敵な演奏にしばし至福のひと時を過ごしました。
北村画伯は私より一回り若いようですからまだまだ活躍できると思います。また、素敵な絵を展示するときには見に行きたいと思いました。
昔の職場の同僚にも会い、交流をした素敵な一日でした。