今日は所沢うたごえ喫茶LOVE&PEACEの2月例会でした。今日も満席のお客さんとみんなで30曲程を歌いました。
そんな中で私が一番印象に残った歌が「手のひらうた」でした。
この曲を調べてみたら、1956年にうたごえ運動の中で作られた曲だそうです。私が働き出した頃に出来た曲のようです。私も職場でこの歌を歌っていたことを懐かしく思い出しました。
この歌は、働く者の連帯の気持ちが現れていると思います。「みんなみんな苦しんでる」だから「みんなで胸の内を語りあおう」と歌っています。そこのは、辛い者同士、苦しむ者同士が胸の内を出し合って語り合おう との気持ちが込められています。
私が働き出し、いろいろの辛い思いをした時、労働組合などを通し、仲間同志が輪になって話し合ったことがその後の生きざまに役立っていました。だからこの歌を何度も歌ってきた記憶があります。
今、国も「○○フアースト」と言い合い、企業のひとも、相手に勝つことばかりを考えています。「仲間と苦しみを分け合い、語り合う」と言った風潮は全く見られません。
そんな世相の対局にあるのがこの曲だと思えました。懐かしい歌を、いまこそ歌うべき歌だと思い情感を込めて歌いました。ぜひ、歌詞を見ながら聞いてください。(歌は、所沢うたごえ喫茶LOVE&PEACEのものではありません)
手のひらの歌
作詞 作曲 |
伊黒 昭文 寺原 伸夫 |
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1 |
苦しい時には見つめてみよう 仕事に疲れた手のひらを 一人だけが苦しいんじゃない みんなみんな苦しんでる ■話してみようよ 語り合おうよ ■積もり積もった胸のうちを |
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2 | 悲しい時には見つめてみよう ひどく荒れてる手のひらを 一人だけで泣くんじゃない じっとじっと我慢しろ ■話してみようよ 語り合おうよ ■積もり積もった胸のうちを |
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3 | みんなで笑いあって見つめてみよう 汗に塗れた手のひらを 一人いては何にもできぬ みんなみんな手を結べ ■話してみようよ 語り合おうよ ■積もり積もった胸のうちを |
手のひらのうた 【あづみ野うたごえ喫茶】