囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

「建国記念の日」って、本当なの・・・

2021-02-11 15:23:49 | 囲碁きちのつぶやき
今日は「建国記念の日」になっています。「建国記念日」ではなく、わざわざ「の」の字を入れています。私は「神話の時代の押し付け」とは思いましたが、それが何故なのかを深く考えたこともありませんでした。

昨日のしんぶん赤旗の「文化・学問」の頁にそのことが掲載されていましたので改めて読んでみました。



根拠にしているのは、日本最古の歴史書「古事記」「日本書紀」に由来するという。この「記紀」自体が天皇家の支配を正当化するため8世紀初めに作られと言います。
明治政府になって天皇の権威を高めるために神武天皇の即位を辛酉の年の1月1日と定めたが、旧暦から陽暦に切り替えたため2月11日になったそうです。
明治憲法と共に、「万世一系」「神聖な国の統治者」「現人神」「神国」「神風が吹く」などと学校でも教えてきました。

敗戦後、新憲法で「天皇主権」から「国民主権」になり、これらの歴史観は根本的に変わりました。
しかし、1966年 佐藤栄作内閣で「紀元節」の名を変えて、「建国記念の日」を蘇らせました。

筆者は最後に、「神話的虚構による”建国の日”」が今なお続くことを嘆いています。
私もこの記事を読んでみて、改めて「建国の日」の欺瞞性を学びました。

なお、筆者の梅田正巳さんは、自身が創設にかかわった「高文献」のプロヒールにはこう紹介されています。

プロフィール
1936年、佐賀県唐津市に生まれる。書籍編集者。出版社勤務を経て、1972年、仲間と共に高文研を設立。教育書をはじめとして沖縄問題、安保・防衛問題、憲法問題、歴史認識の問題、ジャーナリズムの問題、現代史への証言などの書籍を編集・出版してきた。1985~87年、国家秘密法に反対する出版人の会の事務局を、また86年以降、横浜事件・再審裁判を支援する会の事務局を担当。 著書:『変貌する自衛隊と日米同盟』、『「非戦の国」が崩れゆく』、『「市民の時代」の教育を求めて』、『「北朝鮮の脅威」と集団的自衛権』、『これだけは知っておきたい近代日本の戦争―台湾出兵から太平洋戦争まで』(以上、高文研)『この国のゆくえ』(岩波ジュニア新書)ほか。
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