原発推進が大手を振って・・・

１３日の深夜の地震、被害の甚大さが判明してきました。被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
あの夜、私は布団に入り、電気を消した直後でした。地震に気がつき、電気とテレビをつけました。震源地が福島県沖と知り、すぐ東京電力の福島原発が心配になりました。報道では、原発には異常ないが、「放射能汚染水が少し漏れたが、心配する量ではない」とのことでした。
１０年前の原発事故の際、「直ちに人体に影響はない」との報道に振り回されてきたので、この手の報道に私は懐疑的にならざるを得ません。

今日の東京新聞の特集記事の一部です。



「一番心配なのは原発」、私も同感です。

同じ日に「町長”４０年超再稼働同意へ”」の見出しで福井県美浜原発３号機の再稼働問題が小さく報じられています。
新潟県苅羽原発も、入室証を持たない人が管制室に入ったりしているそうです。
地震多発地帯の三陸沖にも拘わらず、女川原発も再稼働になりそうです。
「原子力規制委員会」は、私には、今や「原子力促進委員会」になっているように思えます。

原発に関する新たな「安全神話」が復活し、原子力村がますます力をつけて、原子力発電推進に邁進しています。

本当にこれで良いのでしょうか？
私は、「安全な原発は絶対にない」「事故はまた必ず起きる」と思っています。
福島原発事故から１０年。もう一度、「さよなら原発」の運動を再構築すべき時だと思います。