今日の東京新聞の「私の東京物語 松元ヒロ さん」の第5話の最後の文章です。
松元ヒロさんはパントマイム出身のマルセさんに大変な影響を受けたと書いてあります。その最後の部分です。
私はマルセさんが在日2世だと初めて知りました。それだけに民族差別などつらい過去を背負っていたと思います。
そのマルセさんにザ・ニュースペーパーの舞台を見に来てもらったそうです。でも、1回は見に来てくれたが2回目は来てもらえなかったと言います。
そして「思想のない笑いはみたくない」と言われたそうです。
それが松元ヒロさんがひとり芸人として自らの考えを表現する舞台にかえる契機になったそうです。
「お笑い芸人」と言われる人が沢山います。それを私はみる気になれません。笑いをとるために何でもする お客様や主催者 迎合の芸人ばかりのように思えるからです。
「思想のある笑い」を演じる芸人はテレビに出られない。それが現実です。
でも、言わなければならないことを演じる そんな松元ヒロ さんを私は好きです。