囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

五族協和と王道楽土の実像

2023-04-12 13:05:02 | 囲碁きちのつぶやき

昨夜、録画してあったNHKテレビを見ました。

映像の記録「満州国」の記録です。

私が生まれる少し前に日本が作った傀儡国家「満州帝国」のことが取り上げられていました。たった13年で消えた満州国、その誕生から終焉までの記録を改めて見ました。

歴史の断片では見聞きしていましたが、映像を通して時系列で見直すととても分かりやすかったです。

関東軍、そして植民地経営に手腕を発揮した岸信介、現在の統一教会に繋がる流れも知りました。

2023年 4月19日(水)午後11時50分から再放送があるそうです。

関心のある方はぜひ見てください。

以下、NHKの番組案内です。

満州帝国 実験国家の夢と幻

初回放送日: 2023年4月10日

1932年、「五族協和」と「王道楽土」のスローガンを掲げ、日本の傀儡国家「満州国」が建国される。日本の3倍以上の広大な大地に100万を越す日本人が渡った。その地で多くの夢が交錯した。欧米風の近代都市、ラストエンペラー溥儀、東洋最速の超特急、満州映画協会の看板女優・李香蘭、幻のユダヤ人移民計画、新興財閥を使った重工業開発、アヘン密売。わずか13年で世界地図から消えた実験国家の夢と挫折の物語である。

1932年3月1日、現在の中国東北部に「満州国」が建国されます。事実上、日本の関東軍の支配下に置かれた満州国。首都は新京(現・長春)に置かれ、新国家の建設が推し進められました。
このとき、満州国執政(のち帝政となってからは皇帝)溥儀を元帥とする新しい軍隊「満州国軍」も創設されます。満州国軍は、「五族協和」の理念のもと、さまざまな民族で構成されていました。漢族、満州族、モンゴル族、朝鮮族、そして日本人。諸民族が心をひとつにして、日本と共同で満州国を守ることが求められました。
この満州国軍の

将校となった日本人は、多くが日本の陸軍士官学校を受験し、推薦されて「満州国軍 軍官学校」に入校した若者でした。彼らは、満州国で学び、さらに、日本の陸軍士官学校で教育を受け、満州国軍の将校となったのです。
しかし、満州国軍を構成する諸民族は、同じ軍隊という組織に身を置きながらも、背負う歴史や立場が異なり、それぞれが違う方向を目指していました。終戦間際にソ連軍が満州国に侵攻すると、その矛盾が一気に噴出します。
満州国軍の実像とは、一体どのようなものだったのでしょうか。

 
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